震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

自担がアイドルを卒業して約1ヶ月後のいち河合担の思い

「○日後に自担がアイドルを卒業するファンの1人の思い」シリーズ、最終回です。これまで脱退の50日前30日前3日前と区切ってそれぞれの時点での心情を定点観測していました。

現在は河合郁人さんがA.B.C-Zを脱退してから1ヶ月と少し、脱退発表があってからはおよそ4ヶ月が経っています。

バラエティ内で脱退に触れられるのを見るのが辛いかもと不安に思っていたけど、意外とあっさり受け入れられました。変化といえば4人から届いた年賀状がふざけていなかったのと個人Youtubeの動画を見る習慣が増えたくらいで、良くも悪くも実感が曖昧な日々を過ごしています。

 

 

12/19昼,20夜 ABC座

ABC座の感想は前回も書きましたが、その後に行った公演の思い出について。観劇後のメモを元に振り返ります。

一般で取った平日昼のS席は、S席範囲内の2階最後列いちばん端でした。普段は外れだ〜と思うけど、このときばかりは通路席で嬉しかった!河合郁人さんのハイタッチは手がひやっとしていた。顔もしっかり見てくれていたのに、表情の記憶は曖昧です。笑

最初「よくわからない」が先に立っていた戸塚さんのソロパフォーマンスは、彼がこれまでに抱えた躊躇や後悔とそれらを克服してきた過程が伝わってくるようでした。それこそ最初はJr.のパフォーマンスかな?と思って中央に戸塚さんがいることにも気付けなかったくらいなので、その意味でも複数回取っておいてよかった。

これまで普通に好きだった曲の「雪が降る」にぐっときました。歌詞が一節ごとに状況とリンクしているような気がして。いつか数年後くらいに、それかもっと先でも「失った二人の日々 取り戻したいから君に もう一度恋をする」がしっくりくるような時があればいいなと思う。

「S.J.G.」では「いつまでも変わらずに」の歌詞が「お互い変わらずに」と変えられていて、それを歌うときの塚ちゃんがしっかりと河合くんを見つめていたのが印象深いです。このフレーズの間は2人の1対1の時間なんだなあと感じました。

あと塚ちゃんは19日昼の挨拶で「こういう形で河合を見送ることができて(ニュアンス)」と言っていて、お葬式みたいな言い方だけどこの場合は生前葬か、と考え込んでしまった。(このときのことを後に短歌にもしました。詳しくは2023年の自作振り返りに書いています)

挨拶といえば、20日夜のはっしーが体ごと河合くんに向き直って「戻りたくなりましたか!」と言ったところで涙腺がパーンと弾けたような気持ちがした。泣いて視界が滲むからと少しでも見逃したくない一心でこらえて、実際には涙腺が弾けたという例えが合うほどには泣かなかったんだけど。

 

公演期間に多くの方と会ってお話できたのも嬉しかったです。

以前短歌の合作(でいいのかな)をしたこともあるにうむさんと偶然隣だった公演もあって、写真は時間の都合で撮れなかったもののお互い驚きつつ喜びました。

人の顔を覚えるのが苦手なのを改めて実感し、会ったことがある方に先に気付いてもらったりすると申し訳なかった。ありがとうございました!

 

12/19 ぼくたちとみんなのラジオ

最後の出演回で、演技がいちばん好きだと発言していたのが印象に残りました。

今まで「舞台からフェードアウトしている感を受け入れてきたから歌って踊るのをやめるのも意外とそんなに辛くないかも」と強がってきたのについさっきのラジオで「目指すのはMCだけどいちばん好きなのは演技」と聞いて動揺したし私は何もわかっていなかったんだな、と思う
https://x.com/ps2310201/status/1737122939231936889?s=46&t=OOj59DAkBuNdSvAqAc-jxw

いちばん好きな仕事(表現)を質問されて演技と答えたのが2017年で、今も同じ気持ちだそうです。そういうことなんだったら見たい姿がたくさんあるよ〜!
https://x.com/ps2310201/status/1737126795512820217?s=46&t=OOj59DAkBuNdSvAqAc-jxw

該当の発言が公式アカウントの書き起こしに残らなかったので、こうして個人で残したものしか貼れないのが少し悔しい。

最後の出演回で花束をもらって「お疲れさまでした」と言われていたのがいかにも「古株メンバーの退職」感があって切なかったなあ。

脱退してからのラジオは寂しくてもう聞けなくなりそうと思っていたし実際に年が明けてからの数回は離れていたけど、先日1/24の回はNISAについて学べるということでリアルタイムで聞きました。勉強になった!

河合くんは元々ラジオ出演の頻度が比較的少なかったこともあり、3人でのトークも「いつも通り」感があって意外と寂しい感じはしなかった。

これからも気になったトピックのときには聞く距離感でいようと思います。

 

12月21日 夜

見納めたと納得してはいたものの当日の公演時間中はやはり落ち着かず、大千秋楽の公演時間中は買っていなかった分の写真とABC座のステージフォト、グッズをオンラインで選んでいました。

それらは現在もう届いているけどなんとなくそのままにしていて、写真を1枚ずつアルバムに入れたりグッズを飾ったりする境地に至っていない状態。

家で聞いていたのは最後の曲だった「また出会える日まで」でした。その後もときどき聞いています。

公演が終わった時間は一斉に出るだろうレポを見る勇気がなくてSNSから離れようとしていましたが、ABC座2023円盤化の知らせが嬉しくてすぐ予約とその報告をしました。あのとき明るくなれることがあってよかった。届いたらまた観るのが楽しみです。

 

かわいたちチャンネル 〜purple rain〜

個人のYoutubeチャンネル名の「かわいたち」を見たとき(前にテレビでかまいたちさんと「3人の番組をやれたらこの名前にしたい」って言ってたやつだ!)と思ったけど、かまいたちのお二人との動画でチャンネル名を報告していたとき特に誰もその話題を出していなかった。

あとサブタイトルの「purple rain」がこれ↓とは関係なかったのが少し寂しい。

そうは言いつつ、視線の先は違っていても結果がどこか交差しているような形が「ふみとつ」らしいのかもしれない。

火曜と金曜の投稿で、素直に嬉しいです。最近はまだ脱退直後のロケで撮られた動画が多くて、1人で活動を始めたことへの本音が出るとドキッとする。

 

おわりに

ここ数ヶ月、今まさに勢いがある方を応援している人々の目にも入るSNS上などで悲しさや寂しさを表すことに引け目を感じたときもありました。しかしそう見える中でも、人それぞれ様々な経験をしていることを実感した経験だったと感じています。

年末に会った幼馴染みは「(私の歴代の推しの中で)河合くんのファン歴長かったから心配だった」と言ってくれました。SNSを見ていなくて、私が他の趣味を楽しんでいるのを知らなかったから余計にだったのかもしれない。

少なくとも、今のところは覚悟していたよりは穏やかな心持ちです。年が明けてから観に行った舞台のダンスで目を惹かれた俳優さんの踊り方が、河合さんの踊りと似ていたような気がしたので、まだまだ未練もあるんだろうなと思いつつ。

本当はちゃんとファンレターを書いて直接届けた方がいいんだろうなあ。正直なところ昔書いてお手紙ボックスに入れた内容を思い返すと黒歴史で申し訳なくなるし、相手の手元に言葉が残るのが怖い。誕生日や記念日のタイミングでイラスト入りのカードにささやかな手書きメッセージを添えて出すくらいが精一杯ですが、動画やインスタライブへのコメント等とはまた別で応援を伝えたい気持ちが最近生まれています。

まだ現状これまでの日常の延長線上のように思えていますが、またA.B.C-Zの新譜が出たりコンサートツアーが始まったときにより強く脱退(ここまで脱退と書いてきたけど、戸塚さんの言葉を借りるなら「脱進」)を実感するのでしょう。

ひとまず今は、河合さんの夢であるMCレギュラー番組が実現できますようにというのが一番の思いです。あとは個人ファンクラブができたら嬉しいな。

 

関連記事

趣味で短歌を作っていて、2023年後半はA.B.C-Z関連が多かったです。

これまでの「○日後に自担がアイドルを卒業するファンの1人の思い」シリーズ

3日後に自担がアイドルを辞めるファンの1人の思い

自担こと河合郁人さんがアイドルグループを抜けてタレントになると分かってから、いちファンの心情を定期的に記録しています。

初回はこちら。

自担とほぼ同時期にキャリアチェンジすることになった河合担の話 - 震えてるのは君のほう

ここまで50日前、1ヶ月前と刻んできて、今回は飛んで3日前です。わかっていたけどあっという間。

「アイドルでいてほしかった」会

アイドル短歌をきっかけに知り合った相互フォローのアキタさんと、上映会を兼ねつつお話してきました。11月23日のことなので、もうずいぶん前のようにも感じる。

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上映会ではABCXYZを再生し、「星が光っていると思っていた」と「story of us」が刺さっていたのでよかったです。私はA.B.C.と橋本くんも出ているEndless SHOCK 2005を見せてもらいました。殺陣の迫力が凄かった!

今回は、既にアイドルを辞めている方を後から知って好きになったアキタさんと今の私は気持ちが一部重なるところがあるのでは?とお誘いしました。

なんだかこの件に対して変に平坦な心持ちです。実感がないのか、熱が冷めてきているのか、現実逃避しているのか。

1ヶ月後に自担がアイドルを卒業するファンの1人の思い - 震えてるのは君のほう

以前にも書いた通り「半分くらいは仕方ないかな、という気持ち」と話しました。するとやっぱり「なぜそう思う(思える)のか?」と聞かれるわけで。

改めて考えてみた結果の答えは「既に一度、舞台俳優としての姿を諦めたから」でした。

2018年の音楽劇コインロッカー・ベイビーズを(原作読んだことある!W主演の役を期間中に交代するってすごい)と観たきっかけでファンになったものの、応援するうちに舞台に立つ姿を観ることは叶わなくなってきました。

2021年3月のOslo以降、拘束期間が長い舞台よりテレビ出演を望んでいるのだろうと少しずつ諦めてきていた。グループの脱退も、規模こそ大きいものの舞台に立たないことを受け入れてきた延長線上にあるように思える。だから意外と平常心なのかも、と伝えました。

話してみるまで自分でも気付かなかったことなので、わかってよかったです。

その分、2022年秋の映画「バッドガイズ」吹き替えは歌もあって皆で盛り上がれてとても楽しかったということも話しました。

アキタさんの想いは、私も参加したアイドル短歌アンソロジー「アイドルが好き」内の22pにエッセイで掲載されています。そちらもどうぞ。

 

インスタライブ 12/12

初回は都合があわなかったインスタライブ、2回目はリアタイしました。

眠い〜と思いつつ再生していて、やっぱり声が好きだなあと実感。12/22に個人Youtubeを開設予定というお知らせには(それよりは5人のままで居てほしかったが・・)と別にそこが等価なわけではないことを知りつつ拗ねた気持ちになったものの、穏やかな空気は心地よかったです。

スクショタイムで「サングラス半分かけて」のコメントに試行錯誤していたとき

22時30分から始まって、告知とスクショタイムを終えたら23時前にはサクッと終わらせていた未練のなさ?がいつも通りすぎて笑顔になれました。普段のコンサートでも捌け際が潔かったので。(今コンサートについては過去形が当てはまると気付き、打ちながら険しい顔になってしまった)

 

ABC座 星劇場 12/17昼

17日にして初回でした!3回の観劇を公演期間の後半に固めていたので、初日が明けてからはできるだけセットリストや感想を見ないように過ごしていました。

ペンライトは2019年Going with Zephyrの「風にのったパルファム」を持参。


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幕が開いたらパーマの河合くんがいて、なんだか(本当にパーマだ!)とマスクの下で思わず笑ってしまった。それまでに写真やインスタライブで見ていたのに。

先日アイドル短歌として「本当は前髪が◯◯ほうが好き だけど今年のうちわも最高」と作ったのですが、現実は「パーマが思った以上にかかっちゃった(インライ談)」と前髪どころではない勢いで超えてきた感がある。

河合・五関・橋本(敬称略)での関ジャニ∞さんの「友よ」が刺さりました。

なぁ友よ

人生って最高だろう?

だからやめられないんだろう

関ジャニ∞ 友よ 歌詞 - 歌ネット

あとは「スシ食いねェ!」でお寿司を着ていたJr.ちゃん達や「ブラザービート」で「とまあ毎日僕らはお粗末です♡」と台詞を担当していた塚ちゃんが可愛かったです。感じました。ハートマークを。

まっすーの衣装にまた会えたのも嬉しかった。

そして迎えた2幕。星へ腰掛ける5人が絵本みたい!特に河合くんが枠を両手で持ってるのが可愛い!と内心はしゃいだのも束の間、「S.J.G.」を観ていたらぽろぽろ泣けてきました。

大前提として泣いている人にも泣かない人にもそれぞれの思いがあり、序列がつくものではないんだけど。

ただ私は半端に涙目になった程度だというか、本格的に泣いてはいないという点でちょっと薄情かもしれない。

50日後に自担がアイドルを辞めるファン(の1人の思い) - 震えてるのは君のほう

先月こんなような思いを抱いていたことを客席で思い出し、涙出るのここだったか〜!これはS.J.G.が良過ぎたからの涙ってことで別カウントになるかな!?そんなことないな〜!と思考が一気に巡って次の曲に入るまで泣き笑いでした。

次の曲こと河合郁人ソロ「君の優しさ VS(と) 僕の愛情」では、過去の河合くんの映像がバックに流れるというこちら側の心を抉る鬼のような演出で逆に?涙が出なかった。初めて見た映像もあり、素直にありがたかったです。

あとこれまで河合くんがほぼ担っていた客席への煽りは一部とっつーが担当していたし、ペンラの色を皆で変えるときの「せーの!」は塚ちゃんも何度か一緒に言っていたけど「フォウ!」は少なくとも今のところは河合くんだけのものなんだなあと思って切なかった。

河合くんの演技が好きだったから〜と思ってきたとはいえ、歌も好きだからやっぱり寂しいと再認識しました。4人の声になったらどう変わるんだろうとも思った。

最後の挨拶は戸塚さんと五関さんの語りにぐっときました。2人は毎公演で違うことを話しているのをレポで見ていたけど、やっぱり生で聞いたら想像以上でした。ここでも涙が出た。

特に戸塚さんの「今は未練や走馬灯を、こうしてこうして、こうして(殴る蹴る身振り)」にはBACKBEATも重なって。

でも橋本くんと塚ちゃんが各公演で同じ旨のことを言っているというのも、それはそれで1回だけ入るお客さんへ向けた思いやりというか、愛の形なんだと思います。

終演後に、席が近かった方から金テープをいただきました。ありがとうございました!

 

タワーレコード渋谷店さん

EP「5STARS」発売記念でいろいろと展開してくださっていたのを見てきました。


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すぐ近くにSexy Zoneさんのパネルもあり、彼らはグループとしての過渡期を越えている先輩でもあるのか、という視点にもなりました。

4階のパネルは終了後でしたが、コーナーは引き続き素敵でした!感謝を込めて、ABC座の内容が含まれているからと避けていた雑誌を購入しました。ぬいぐるみ用のエプロンも。

元々の荷物が多かったので、帰りは雑誌3冊の重さで腕が取れそうだった。


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直筆コメントの全文を見たかったけど、150cm(ヒールなし)の身には位置が少し高かったなあ。ここのネームプレートのところにぬいのエプロンを置いてくれたらエプロンの売上がさらに伸びそうな気がするのですが、いかがでしょうか?笑

 

おわりに

この「○日後に自担がアイドルを辞めるファンの1人〜」シリーズは次回が最終回の予定です。19日、20日に控えているABC座の観劇を終え、21日を越えてから書く、かなあ。

ここまで特に拡散されたり感想が来たりはしていなかったので、まあ自己満足だからと手応えがないまま書き進めていました。最近になって相互さんとお話する中で記事に書いていることを踏まえていてくれていたことがあり、遅ればせながら読んでもらえているんだと実感がわいています。

最後はタイトルに改めて「河合担」を入れて、ここまでの総集編のようにするつもり。再構成してPDF/ネットプリントで公開するのもやってみたいと思っています。

それではまた。

1ヶ月後に自担がアイドルを卒業するファンの1人の思い

自担がアイドルグループを抜けてタレントになると分かってから、いちファンの心情を定期的に記録しています。今回で3回目。

第1回と2回はこちらです。

自担とほぼ同時期にキャリアチェンジすることになった河合担の話 - 震えてるのは君のほう

50日後に自担がアイドルを辞めるファン(の1人の思い) - 震えてるのは君のほう

記事タイトルをその時々の気分でつけているのでシリーズの感じがしない。ばらばらなタイトルもまた、未だ受け止めきれない思いの表れと割り切りました。

今回は11月の月初から後半にかけての約20日間を振り返って書きます。2023年12月21日まで、あと1ヶ月。

ABC座の一般とカード枠当落

一般販売とカード枠の当落を経て、ABC座を観られる回が確定しました。

3公演、休日の昼と平日の昼夜を1回ずつ行きます。私にとっての最後は、千秋楽の前日である12/20の夜公演となりました。

この秋に転職したことに伴って、平日夜も観劇しやすくなっていたのでよかった。

一般で取った平日昼の1枚は、CNプレイガイドで確保しました。ページの更新でたびたび表示される大千秋楽の△を狙っては弾かれるのを数十分繰り返し、諦めた末に平日昼の公演を購入した流れです。

CNプレイガイドが順番待ち画面の間にeplusとチケットぴあも開いていたものの、開始から約2分で全日程が完売してその後の動きもなかったのでローチケに集中。CNの順番が来てからはローチケとCNを交互に見ていました。

こうして書いたところで今後の役に立つ機会とかないのでは?と若干落ち込んだものの、今まで一般は取れたらラッキーだな〜という程度の位置付けだった中で今回くらい切実に挑んだのは初めてだったので残しておきます。

 

第5回A.B.C-Z歌会

ファンによる非公式の短歌会であるA.B.C-Z歌会に参加していたのが公開されました。テーマ「A.B.C-Z」の回。

今回が初参加でした。過程は以下の通りです。

A.B.C-Z短歌をGoogleフォームで募集
※フォームへのリンクは参加希望者のみに配布します
②詠草〔集めた短歌の一覧〕を作り参加者に配布
③各短歌についてのコメント募集 
※BGMはトリプルラッキー!!!ほめほめ!
④コメント発表と解題〔短歌の作者名を発表〕を行う

序文|abczutakai

こちらの短歌で参加していました。

俺たちとみんなにそれぞれの人生 おかえりを言う さよならがある

原型というか最初に短歌の形で浮かんだのは「おかえりを言えた 元気でねを言える ひとりひとりに人生がある」でした。最後まで、ピノキオピーさんの「それぞれに人生がある」に若干引っ張られていたかもしれない。

塚ちゃんが休養から復帰したときの嬉しさを形にしたくて参加を希望した後に河合くんの脱退も発表され、きちんと見送れるのはありがたい……とも言える……と葛藤の末に作りました。

A.B.C-Zには「俺たちとみんなでA.B.C-Z」というお約束の台詞があること、復帰したメンバーがいること、これから抜けるメンバーがいることが前提ではありつつ知らなくともぎりぎり普通に読めるかな?というところが気に入っています。

いただいたコメントの中で「湿度は低めなところが好き」や「淡々と駅の待合室から眺めているような、そんな控えめさのある雰囲気があって好き」、「涙が出ました」と言ってもらえていたのが嬉しかった!

全12首とコメントについて、ぜひ全文を読んでいただきたいです。

 

JODEKI!!

11月13日にミニアルバムのリード曲こと「JODEKI!!」のMVが公開され、20日にはCDTVでの披露もありました。

MVとCDTVの2段階をかけて、曲が自分の中で腑に落ちた感覚があります。帝劇で観るのも一層楽しみになりました。

CDTVといえば年始のイメージが強いので、次のお正月にはもう5人では居ないんだなあと寂しかった。

それと音楽番組は前半に出るのがあるあるだったので(ここ最近はそうでもなかったかも)、2時間スペシャルの開始からスタンバイしていたら結局かなりの後半に出てきたのが意外でした。それだけ今回の5人での音楽番組ラストパフォーマンスを大事にしてもらえたってことなんだろうか。ありがとうございます。

CDTVでの披露シーンはまだTVerで見られます。デビュー曲と新曲が両方フル!

CDTV ライブ! ライブ! 11月20日(月)放送分 2時間SP【後編】生田絵梨花★なにわ男子★A.B.C-Z★=LOVE★FUNKY MONKEY BΛBY'S★Hi-Fi Un!corn|バラエティ|見逃し無料配信はTVer!人気の動画見放題

また11月29日の19時からは、発売記念のTikTokライブも控えております。

 

おわりに

出来事としてはインスタライブがあったりファッション誌に載ったり等々もあったんだけど、一旦このくらいで。

なんだかこの件に対して変に平坦な心持ちです。実感がないのか、熱が冷めてきているのか、現実逃避しているのか。このままふわっと追う芸能人の1人になるのかもしれないけど、まあそれはそれで、とも思うような。

いわゆる喪失の受容までのプロセスも調べて見直してみたけど、どの段階にいるのかもよくわからなかった。最終段階の「受容」に至っていないことはわかる。

ただこうして文章や短歌で残そうとしている背景には寂しさや怒りというか気持ちの中で(こっちもネタにしているからトントン)に持ち込もうとしているようなところがあるな、というのは漠然と自覚しました。

引き続き、あと1ヶ月とその後を過ごします。あっという間にABC座が始まるんだろうな〜!

50日後に自担がアイドルを辞めるファン(の1人の思い)

自担がグループを抜けてアイドルからタレントになるまでの、いちファンの心情の定点記録です。

前回この話題について書いた「自担とほぼ同時期にキャリアチェンジすることになった河合担の話」からほぼ1ヶ月。その間に河合くん絡みであったことや感じたこと、心の動きを書いておきます。

定期的に書くのに切りのいいタイミングっていつかな〜と計算して調べました。定番は「100日後に◯◯する△△」ですが、そもそも100日を切っている2ヶ月前に発表されていたんだった。そこから今日、50日前で区切って一旦気持ちの変化を書こうと決めました。

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~日前はいつ? - 高精度計算サイト

100日前がいつだったかも調べたら9月12日でした。その日は何をしていたかな〜と確認したら「演劇ドラフトグランプリ」のドラフト配信を見て平和にはしゃいでいました。

まさに「100日前」という感じ。

 

最近よく「きゅうくらりん」をリピート再生しています。サロメちゃんのカバーが好き。*1

例えば今夜眠って 目覚めたときに

起きる理由が ひとつも 見つからない

朝が来たら わたしは どうする?

ここまでの思いにはならないように生きていくつもりだけど、なんだか12月21日が来るのが恐い今の心情に沁みるのです。

あとは先日、ヨエコさんの「今日も雨」を電車の中で聴いたら涙目になってしまった。自分にびっくりした。

もともと倉橋ヨエコさん名義のときから聴いていた好きな曲でしたが、新しいアレンジもあってか当時とはまた違った響き方をしました。どう違うのかは上手く言えないけど。

今日も雨 (New Yoeko ver.)

今日も雨 (New Yoeko ver.)

  • ヨエコ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

10月序盤にあった大きめのトピックとしては、ABC座の1公演に行けることになりました。公演期間の中盤。

何度か遊んだこともある、相互の戸塚担さんに同行させてもらいます。あとは11月4日に迫っている一般を頑張るのと、既に申し込んでいるカード枠の結果待ち。

某クレジットカードは例年あった申し込み枠が今年なくなっていて、改めて事務所に関する一連のニュースの重大さを実感しました。(枠が引き上げられた理由はあくまで推測ですが)

 

10月20日には河合担のいつきさんと「本人不在の誕生会」を開きました。A.B.C-Zの河合くんとしては最後の誕生日な上に金曜ということで、何かしたいなと思っていたのを実現できてよかったです。

私が発案と場所(カラオケルーム)の予約を担当し、いつきさんがケーキのセミオーダーをしてくれました。可愛かった!ホールを2人で頑張って食べました。頼んだフライドポテトとたこ焼きで甘いとしょっぱいを挟みつつ。

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会ったのは2019年Going with Zephyrの幕張公演を連番して以来でしたが、あいた期間を感じないくらい盛り上がりました。お互い舞台が好きなので、それぞれが観た舞台の話もしました。

会の途中で「ティザーが発表された!」とはしゃいで一緒に1つのスマホを見て「いや短い!かっこいいけど短い!!」と脱力したのも楽しかったです。CM1本分だった。

A.B.C-Z「JODEKI!」Teaser - YouTube

ABCXYZの円盤も上映しました。やっぱり河合くんはかっこよくて、歌って踊るのをやめてしまうことが辛かった。

今「S.J.G.」を見たら歌詞がさみしいかなと覚悟していたけど、パフォーマンスの明るさと楽しさが勝ってか意外と平気でした。

むしろノーガードだった「特別な君へ」で「無理!」と声に出してしまった。なんたって「いつかは はなればなれになっても」である。当時コンサートを生で見ていたときには、その「いつか」が目前に迫る事態になるとは思わなかった。

いつきさんが、最後を見届けるまで泣かないと決めていると言っていてぐっときました。私は9月の時点から何度か不意に涙目になっていたし、関係のないJ-POPの曲で意味もわからず涙目になっていたのに。

後からそのときの思いを元に短歌を作りました。今ここに載せるのが初出しです。

泣かないと決めた人らを見守ってときには雨も降らせる仕事

大前提として泣いている人にも泣かない人にもそれぞれの思いがあり、序列がつくものではないんだけど。

ただ私は半端に涙目になった程度だというか、本格的に泣いてはいないという点でちょっと薄情かもしれない。今ちょうど転職して1ヶ月、周囲についていけないことの連続で己が不甲斐なかったときの方が泣けた。自分のことで精一杯です。

そうして落ち込む中で幼い頃から今までを思い返しては「属している集団のレベルはそれなりな上にその時々で好きなことをできているけど集団の中で上手くいかない、基本的に下から数えた方が早い立ち位置」なことばかりだと後ろ向きな考えが加速し、もしかしたら自担も似たようなコンプレックスを抱えることがあったのだろうかと勝手に思った日もありました。

 

話がそれてしまった、個人のインスタアカウントが開設されたのも誕生日の10月20日でした。普通に?フォローしてアプリを開いたタイミングで見ています。

もう個人アカウント作ったんだ!?早い!とは思ったものの、もしかして今の時期ってもう年末年始とかに放送されるテレビ番組の撮影に入っていたりする?そういう場ではグループを抜けた体で話をしたりもしているのかもしれない。

芸能界の時間感覚ってファンが思うより早いのかなと、なんだか置いていかれるような気にもなりました。

11月1日時点で投稿されている中ではこの写真がお気に入り。私はやっぱり前髪を分けているのが好きです。鼻筋への光の入り方も綺麗。

 

また10月の後半に夫の家族と会い、以前から貸す予定だったA.B.C-Zのベストアルバムを義理の妹ちゃんに渡しました。そのやり取りを見ていたお義母さんも私が河合担だと知っていて「河合くんね。ゴゴスマで泣いてたのが可哀想だった」と。

そういうふうに思って(くれて)いて、さらに最近いろいろとあった中でそれを言うことを選んでくれたのがなんだか嬉しかったです。そしてゴゴスマを見ていたのを初めて知った。

 

今後に向けては、いわゆる「アイドル短歌」をまとまった量で作るというのをやっておきたいです。

ただでは起きたくないというか、せっかく?「自担」としては唯一のひとがアイドルをやめることがわかっている期間をリアルタイムで生きているんだから心情を形にしなくてどうするんだ。という気持ち。

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最近この「ステージに立つため生まれてきたひとで 降りる勇気も持ち合わせてる」を公開しました。画像の中で中央寄せと改行をして、ステージを階段で降りるような見せ方にしたつもり。

他の方が発案したフレーズに暗い続きをつけてしまった。

↑こんな感じでフレーズ素材を短歌にしました

脱退を知ってから作った短歌、企画として直近で公開されたのは「A.B.C-Z歌会」です。

匿名で載っていて、全12首のうち1首が提出したもの。各短歌へのコメントも1文ずつ書いています。

これから作るつもりの「まとまった量のアイドル短歌」については「アイドル短歌25のお題」をお借りしたいです。

12/21までに完成させるというよりは、年内かそれ以降も含めた一連の心の動きを残すようなイメージをしています。

 

このくらいで今の思いはだいたい書けた、はず。

豪華楽曲制作陣によるEP(ミニアルバム)の発売も決まっておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*1:きゅうくらりんは原曲を含めいくつか聴き比べたものの、サロメちゃんの歌は「喜びより 安堵が先に"来ちゃった"」の表現が唯一無二です

短歌企画「地獄めぐりの旅」に参加しました

9月16日に公開された杏湯さんの短歌企画「地獄めぐりの旅」にアイドル短歌1首で参加しておりました。

テーマ「地獄」なら絶対これでやりたい!という題材があり、ほとんど悩まず作れました。

改めてメモアプリを見返したところ、試行錯誤の過程も全く残していませんでした。自分1人のメモ用LINEグループに完成した姿があっただけ。

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企画に投稿するときフォームに直接打ち込むとミスが怖いので、必ず一旦メモに入力してからコピーペーストするようにしています。

ここからは解説、というか裏話について。

「一緒に行く?地獄」と笑ったあなたから視線を逸らし未(ま)だここにいる

かぎ括弧の中は、戸塚祥太さんが2018年3月13日のラジオで発言したことです。

私がA.B.C-Zのファンになったのは2018年の8月なので実際に聞いたわけではないのですが、ファンの間で定期的に話題に出ていて知っていました。もはや伝説。

エモいな〜と思っていて、このセンスを持ってる戸塚祥太さんを抱えるA.B.C-Zってすごいグループだ〜とも思うものの、表面だけをなぞって感激しているようで心からはいまいちのめり込みきれていない。そんな一抹の寂しさを彼に対して持っています。

その寂しさと(彼の言葉を心からは受け止められない自分に対しての)諦念を下の句「視線を逸らし未だここにいる」に込めました。彼の感性にハマりきれるかどうかが戸塚担になるかならないかの分かれ道なのかもしれない。

地獄へ一緒に行こうとまで笑って言ってくれる人がいても目を逸らして立ち止まってしまった。差し出された手を取らずに残ったここも別にそれほどいい場所じゃないけど、なんとかやっていこうと思う。そんな思いで作った短歌でした。

 

皆さんの作品はこちらから読めます。杏湯さんの装丁も含め「地獄めぐりの旅」をお楽しみください!

自担とほぼ同時期にキャリアチェンジすることになった河合担の話

昨年2022年末から今年2023年の夏にかけて、転職活動をしていました。
いわゆる同業他社に所属するのではなく、経験を活かしつつ職種を変えたという意味で文字通りの転「職」。

社内の比較的マイナーな部署で入社面接時から希望していた仕事を進め、有志の社内勉強会へ参加したことも通して少し違った分野に興味が出てきたことがきっかけです。

例えるならば役者さんが声優やナレーション業の比重が上がり、本格的に転身したいと声優さんナレーターさんを専門に抱える事務所に移り肩書きも変えるようなイメージ。(裏方に寄るという意味ではなく、単純に職種間のキャリアの重なり具合の例えとして。この例は大河元気さんを思い浮かべて書きました)

ひとことで転身といっても関心があって現実的に目指せる職種が大まかに分けて2つあり、キャリアチェンジの方向性にかなり迷いました。イーブイで例えると「リーフのいし」と「こおりのいし」が両方あってどちらで進化させようか?といった感じ。

最終的に進路の決定打となったのは、2021年にココナラでお願いしていた四柱推命(中国の占い)の結果に適職も載っていたような?と見直したことでした。

初夏頃に1社(仮にA社)からこれまでの経験を買われて内定をいただき、平行していた新しい挑戦の要素が大きかったもう1社(B社)は最終面接で不採用になったタイミングでした。

A社の内定を受けるか迷いがあった中でヒントを得ようと読み返し、B社で応募していた職種の業務内容が上記の適職に近かったことが最後のひと押しになり他社の同職種に応募し再出発しようと決意しました。

高校生の頃に星新一さんの紀行文で「四柱推命統計学だった」と体験談を読んで以来四柱推命への信頼感を抱いていて、現在の占い全般に対する関心にもつながっている感があります。

そんなこんなで転職活動の開始から終了まで約8ヶ月かかった!長かった、とにかく長かった。時間こそかかりましたが、納得いくまで考えて決めることができたと思っています。

長引いた転職活動中にはフォロワーにさらけ出して励まされたい夜もあったものの、現職に残る選択肢もぎりぎりまで考えていたため「やっぱり残ります」となったり転職活動の話題をフェードアウトする等になったら格好がつかなさすぎると思いSNSの趣味のアカウント上では意識的に話題から避けていました。あとは選考中の企業からリアルタイムで特定されるリスクも怖かった。

唯一、昨年11月の「創作占い」レポで触れていたくらいです。

鑑定とほぼ同時期に動き始めた転職活動についても背中を押してもらい、おかげさまで細々と続けられています。

安定の時期と大人しくするべき時期は違うと聞き、目からウロコでした。

短歌も作るブロガーが「創作占い」を受けましたレポ - 震えてるのは君のほう

(ちなみに、このときの占いでも適職について簡単に聞いていて「0を1にする仕事よりは、既にあるものをより良くしていくことが向いている」といった旨を伺いました。こちらは学生時代から薄々自覚もある部分です。)

 

現在は無事に内定受諾と退職交渉、最終出社を終えています。しかし諸々終わったにも関わらず、SNS上で伏せていたのを解禁するタイミングを見失っていました。

転職活動の途中から(日常として出していない分、せっかくだから月末か月初の日付が変わる時間に「いつも見守ってくださっている皆様へ」の一文を添えて「新卒から勤めていた会社を円満退社し新しい挑戦をします」みたいな文を画像でアップしてエンタメ業界あるあるパロディでもするか〜)と考えていたところに事務所に関する報道で「移籍」まわりの話題を重苦しく感じ、この案でふざけるのは止めようと時期も書き方も見失っていた経緯があります。

 

そして有休消化期間が始まってすぐ、以前から予定していた旅行に向かいました。

ひさびさにまとまって会えることになった友人と日程を決めた後で応援しているA.B.C-Zのフェス出演が旅程中日の日付で告知されたものの、各々のスケジュールと目的地の都合から日程変更が難しかったことや彼女が数少ない非オタクの友人でお互い日頃から推しの話題をほぼ出していなかったことから旅行を取りました。

これがオタクの友人とだったら「塚ちゃん復帰後の初ステージで〜」と相談はしてみたと思う。

機内モードで移動時間を過ごし、現地で友人と合流してから数時間後。A.B.C-ZのFCメール通知が目に入りました。

ファンクラブ会員の皆さまへご報告

入社予定先からのメールを返す必要があったことを思い出し咄嗟に「ごめん、ちょっとメール1本送りたい」と言って休憩を取らせてもらい、必要な返信を済ませてからFCメール内のURLを開きました。

 

A.B.C-Z河合郁人が。MCで冠番組を持つという夢のために。今年の12月21日でグループを脱退。

 

彼を応援する決断をしました、といったようなメンバーの言葉も続いていたものの、ほとんど頭に入ってこなかった。(現在に至るまで見直せていません。)画面から顔を上げたとき、目の前の牧歌的な観光案内所の光景と心情の落差が大きかったことを覚えています。

そのギャップがなんだか可笑しくなって、カメラを向けて正面を写真に撮りました。

ぐっと息が詰まったものの、ひとまず旅行中は考えず触れず過ごそうと決めました。友人が芸能まわりのニュースに疎い上に、私が河合担だということも数年前に何度か話したきりだったことがおそらく幸いだったと思います。実際に、最後まで何も触れられなかった。

漠然と決めていた旅行の裏目標「SNS断ち」が一瞬にして死活問題になった瞬間でした。旅行中でなかったとしても自主的にデジタルデトックスに入っていただろうと思います。というか転職活動の件も含め、つくづく何事も周囲に吐き出せず抱え込むタイプすぎる。こういう性格ってもう変わらないものなのかもしれない。

最終的に、FCメールで知った「ABC座星(スター)劇場2023 ~5 Stars Live Hours~」の告知を拡散したときだけアプリを開いた程度です。まあそれによって、フェスの有料生配信(アーカイブなし)があったことを全てが終わってからの帰り道に知ったわけなんですが……。

加えて現実とタイムラインから目を逸らし続けていた結果ABC座のFC申し込み期限を逃してしまったため、最低限はファン界隈をチェックしておく必要があったと感じています。

他者の感情を避けてメンタルを守ることを最優先にしていたけど、善意のリマインドもある場所だったと痛感しました。チケットのことは今後のカード枠と一般に全力を尽くします……。

旅行中1人になったタイミングや、ふと会話が途切れた移動中なんかに様々な思いがよぎっていました。

  • 今までも歌や演技を観たい思いはありつつ頑張りたいと公言していた分野を応援していたい気持ちでいたけど、グループ活動は大前提だとばかり思っていた
  • 私より他のファン歴が長い方の方がもっと辛いはず
  • これが先に分かっていたらフェスを優先したかな
  • 2019年のABC座ショータイムでソロを「お祭り忍者」にしていたとき少年忍者の子たちをメインにしているように見えてソロらしさを感じられず消化不良感があって応援し続けられるか悩んだけど、その時に「本人のやりたいことをやっているのは間違いないから信じてついて行こう」と決めたんだった
  • S.J.Gの歌詞とパートはどうなるんだろう
  • 夏に行った「推し活展」で「あなたの推しへのメッセージを書いてください」のコーナーで付箋に「河合郁人さん これからも夢を貫いてください。応援しています」って書いたなあ
  • なんかもう、今からでも取り消しにならないかな
  • 参加している短歌の企画、やり切れるかな
  • ABChanZOOの占い回で「グループとしてのピークは2026年」って言われてたけど、4人で迎えるのか
  • 来年からは誰がコンサートで客席を煽るんだろう
  • 皆でペンライトの色を変えるコーナーはどうなるんだろう
  • ていうかペンライトって次出るときは4色と白とオレンジと緑になるんだろうか
  • 個人のFCができたら入ろう、グループのFCは夏の更新のとき考えよう
  • まだ「地獄」とかではない、芸能活動を続けるわけだし所属もそのままでただ個人の活動になるだけ、いやそれが大きすぎるんだって

何度か涙目にもなったものの、急に泣いたりしたら周囲が驚き焦るだろうと耐えました。離島で暮らしていたり、地方各地への旅行が趣味の方という時点でいわゆるオタクではなさそうというか推し活で感情が大きく動かされることへの共感は少なそうだと想像もついたので。

 

さらに友人と、友人の友人である地元の方が楽器をやっていて私も経験があるということで旅行の間に1回セッションをしようと誘われていました。

いつも合わせている曲のラインナップを教えてもらった中で、いけそうだとお願いしたのがthe pillowsの「Funny Bunny」。漫画『SKET DANCE』内のエピソードでも使われていた曲です。

一夜漬けで確認していた時から思っていたんだけど、歌詞が今の自分にまあ刺さる。

世界は今日も簡単そうにまわる

そのスピードで涙も乾くけど

特にセッション中「(ボーカル担当の方が別でいたけど)せっかくだから歌ってみる?」と提案してもらい1回ベースボーカルをやったときには、ラストの大サビがリンクして信じられないくらい気持ちが入りました。

キミの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ

風の強い日を選んで 走ってきた

飛べなくても不安じゃない 地面は続いているんだ

好きな場所へ行こう キミならそれが出来る

あの瞬間、たしかに河合郁人さんに向けた「Funny Bunny」でした。この曲に気持ちを込めたファンがいることを知らないでいてほしいような、そのくらい覚悟の上での決断なんだろうから知ってほしいような、複雑な思いです。

なんというか、自分の最終出社時に上司や同僚から「やりたいことがあるなら仕方ないね」や「前向きな理由で良かった。今後も頑張ってください」等とかけてもらった応援の言葉がそのまま跳ね返ってくる、何を思っても自分にブーメランになるような状況に陥るとは思わなかった!

とはいっても社内で部署異動してきてから1年と数ヶ月だった上にその間に何度か人の入れ替わりもあったうちの1人だった私と、結成15周年とデビュー10周年を越していたアイドルグループのメンバーでは重みが全然違うので一緒にするのはおこがましいのですが。そう、重みがね……全然違うんだって……。

今回のキャリアチェンジは1人の会社員アラサー女性として考え実行したことで、「推しに影響を受けて」や「趣味をしやすくするために」といったオタクとしての動機はほぼなかったつもりでした。

でもやっぱり、社会人歴とファン歴が重なる中で河合さんが夢に向かって突き進む姿に勇気をもらっていたことも事実です。

また10月に入社後はまず研修に入って年明けから本格的に業務に加わる予定のため、偶然にも自担とほとんど同じ時期に新しい挑戦に入るんだな〜と思うと少し前向きになれました。

 

入社までの残りの期間も、諸手続きをして視力回復手術を受けて平日休みの友人と会ってと予定があるのでそれほど思い悩まず過ごせそうです。

そして「自担」はずっと1人で今後も1人のつもりでいるものの、役者さん声優さん  、宝塚OGの元男役さんおよび元娘役さんあたりに推しが点在している姿勢に自然となっていたことが結果的にリスクヘッジになっているのかもしれない。趣味が被る方がいたらぜひお友達になってください。

あとはお笑いだとぼる塾酒寄さんのnoteをきっかけにファンになりました)とレインボーが好きなので、ライブに行ってみたい!

というわけで、これを読んでくれている方および身近で見守ってくれている皆さんにおかれましてはそれほど気にせず?普段通りでお願いします。

自分の転職に関することと自担のグループ脱退についての思いを一気にまとめることは想像していなかったものの、自分の中で切り離せずこのような形になりました!ひとまず今現在の思いは書き切ったつもりです。

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

↑この初回限定盤Bに最新の皆のソロ曲が入っています。

序盤で話題に出した創作占いのレポはこちら。

相互題詠でA.B.C-Zの短歌を作りました

2022年10月、A.B.C-Z橋本担のぼたんさんとアイドル短歌の「相互題詠」をしました。

f:id:senyaitiya:20221103113602j:image

相互題詠とは、お互いに短歌のテーマを出し合って連作を作る遊び。こちらのnote記事に詳しく書かれています。

「相互題詠」やってみた & みんなもやろうよの募集|鷹野|note

ぼたんさんの作品はこちら。

事前に相談しておいた公開タイミングでいざツイートせん!となった直前に、画像に書き込んでいたお題が「10周年」ではなく「10年間」になっていることに気づきました。焦った。急いで時間をずらしてもらって修正しています。

私がぼたんさんへお願いしたお題はA.B.C-Zの今年のツアータイトル「ABCXYZ」で、もらったお題はA.B.C-Zのデビュー「10周年」。偶然お互い似たテーマになりました。

ぼたんさんの作る短歌のひとりひとりに向けた優しい目線が好きで、今回のコンサートでの彼らについて詠まれたものを見たい!という思いからテーマを選んでいます。

というか今回は自分の作った中にも何個か「ABCXYZ」要素が入っ(てしまっ)ています。コンサートに行ったときの記憶を「10周年」に寄せながら作った感じ。

誰をイメージした歌かなど、順に書いていきます。

 

帯でもない襷でもない十年で織り上げてきていたのは奇跡

戸塚祥太

コンサート名古屋公演9/18夜に戸塚さんが口にしていた「インタビューで『デビューしてから10年、長かったですか?短かったですか?』と聞かれるたびに上手く答えられず、インタビュアーさんに悪いからと無理やり答えることにも罪悪感があった。長いでも短いでもなく奇跡と思っているんだとやっと腑に落ちた」というニュアンスの発言を短歌にしました。

長くも短くもない、からスルッと「帯に短し襷に長し」が出てきた。「たすき」と「きせき」で韻を踏めているのと、下の句「おあげてたのは」とイの音が続くテンポ感がお気に入り。

道後温泉に行っていたとき貸し切り状態だった朝風呂で浮かんだから、自分の中では静かな脱衣所の光景ともセットな短歌です。

 

デビューした頃に生まれた赤ちゃんがもうジュニアになってるんだよねえ

河合郁人

これもあっさりできました。河合くんが言ってそうで意外と言ってない、実は言ってるかもしれないフレーズ。

 

何にでもなれるよ 司書も王様も でもいちばんは君の彼氏で

ー橋本良亮

橋本くんが演じたいろいろな役を思い浮かべて、2020年「日本文学の旅」での司書と2022年「スワンキング」での国王を選びました。10年の中でもずいぶん最近からのチョイスになってしまった。

彼が実際にステージ上でソロ曲の締めに呼びかけていた台詞は「ずっと一緒だよ」なので性別の色の薄い「恋人」を使おうかとも思いましたが、橋本さんは(たとえば男性ファンに対してであっても)概念としての「彼氏」がしっくりきて今の形に決めています。

橋本担さん全員キュンとしてほしい!の心意気でいたものの、ぼたんさんから「ふみとさんは公の場でファンを恋人扱いしてくれますが、それが真っ先に思い浮かびました。」と感想をいただきました。それも嬉しい。

むしろどの歌が誰と書くタイミングを逃したまま、読む方のご想像にお任せしていた状態で全短歌に感想を書いていただいてありがたかったです。ありがとうございました。

 

逃げないで こっちを向いて お願い また何度でも見つけて

塚田僚一

5・7・7・7、にもなっているかどうかの強引な破調。

今年のツアーで、塚ちゃんが自分のソロ曲の後に「ソロ曲がなくてごめんなさーい!逃げろー!」って言って捌けてたんですね。たしかに最新の「S.J.G.」はグループのメンバー全員に出番があるし、これまでのソロ曲も「塚田僚一」名義ではない。

でも逃げる必要はないし謝ることでもないのに寂しいよ!逃げないで!という気持ちを込めました。下の句は、自己紹介ソングえびらぶ(A.B.C-Z LOVE)の日替わりアドリブで何回か「見いつけた」と言っていることから。

塚ちゃんに対してこんなに切実な思いを持っていた自分に気付き、驚きました。

 

これまでもこれからだって長いから 連れ回される覚悟よろしく

ー五関晃一

最初の歌と同じく、9/18夜のコンサートの挨拶を元に作りました。「着いてきてというより、連れ回すつもり(ニュアンス)」と語りかけられた記憶を残したかった。

これが全然まとまらなくて大変だった!作ってから1ヶ月経った今、改めてメモを書き出してみただけでも息切れがしたくらい。

寄り道もいいよ 寄り道でもいいよ でも俺たちに連れ回させて

寄り道もいいよ 寄り道でもいいよ でも俺の手で連れ回させて

寄り道もいいよ 寄り道でもいいよ だけど俺連れ回すから覚悟しててね

寄り道もいいよ 寄り道でもいいよ 連れ回される覚悟はしてて

これまでもこれからだって長いから 寄り道も寄り道でもいいよ

これまでもこの先も結構あるし 寄り道も寄り道でもいいよ?

これまでもこれからだって長いから 俺といる覚悟はしてるよね?

途中で「これ10周年や10年を入れ込めてないな」と気付いて方向転換してます。

今回使わなかった「寄り道もいいよ 寄り道でもいいよ」は、いつかどこかで別の短歌にするかもしれない。

 

10年とそれ以上を共に過ごした 親友?戦友?どっちでもいいか!

A.B.C-Z+ふぉ〜ゆ〜

せっかくの「10周年」テーマということで、結成10周年のふぉ〜ゆ〜も詠みました。

Paraviの「えびたび」でやっていたA.B.C-Zとふぉ〜ゆ〜での思い出トークから作っています。

 

以上、解説でした。

最初と最後で、「十年」と「10年」の表記を分けたのも個人的なポイントです。戸塚祥太さんは硬めに漢数字を使いそうで、9人で賑やかにしているときは違うなと。

「10」は縦中横(縦書きのとき2〜3桁の数字を1文字分にまとめる設定)にしたかったものの、うたの短冊メーカーでやる方法がわからず。

またツイートにだけ入れたタイトル「BETWEEN THE TEN」は、YUKIちゃんのソロ活動10周年記念で出されたアルバムから取っています。はじめて連作にタイトルをつけた。

こちらはカップリング集で、シングル集は「POWERS OF TEN」です。

BETWEEN THE TEN

BETWEEN THE TEN

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改めてありがとうございました!

ぼたんさんと相互題詠ができて、そしてコンサートの思い出を短歌の形で残せて嬉しかったです。そんな気持ちを込めて、もう1首作りました。

ダイソーで額を探そうこの愛を17ピースで飾れるように

短歌を作ることは思い出をジグソーパズルに組んで額に入れるのと似ているし、ダイソーの額縁は意外と丈夫。

(2022/11/29追記)17ピースだと俳句でした。

素で間違っていたし約1ヶ月気付かなかった。

普通に「31(さんじゅういち)」に変えるとリズムが崩れるけど、「31(サンイチ)」と振り仮名をつけたらいいかも?

言い訳をすると母方の祖父母が俳句をやっていて、幼い頃から575のほうにより馴染みがあるのです。最近高校生の従弟に聞いたところによると、国語の教科書に祖父の俳句が載っていたらしい。気になってます。

 

また他の方とも相互題詠をやってみたい!

前回の相互題詠もどうぞ。