震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

自担とほぼ同時期にキャリアチェンジすることになった河合担の話

※本ページはプロモーションを含みます

昨年2022年末から今年2023年の夏にかけて、転職活動をしていました。
いわゆる同業他社に所属するのではなく、経験を活かしつつ職種を変えたという意味で文字通りの転「職」。

社内の比較的マイナーな部署で入社面接時から希望していた仕事を進め、有志の社内勉強会へ参加したことも通して少し違った分野に興味が出てきたことがきっかけです。

例えるならば役者さんが声優やナレーション業の比重が上がり、本格的に転身したいと声優さんナレーターさんを専門に抱える事務所に移り肩書きも変えるようなイメージ。(裏方に寄るという意味ではなく、単純に職種間のキャリアの重なり具合の例えとして。この例は大河元気さんを思い浮かべて書きました)

ひとことで転身といっても関心があって現実的に目指せる職種が大まかに分けて2つあり、キャリアチェンジの方向性にかなり迷いました。イーブイで例えると「リーフのいし」と「こおりのいし」が両方あってどちらで進化させようか?といった感じ。

最終的に進路の決定打となったのは、2021年にココナラでお願いしていた四柱推命(中国の占い)の結果に適職も載っていたような?と見直したことでした。

初夏頃に1社(仮にA社)からこれまでの経験を買われて内定をいただき、平行していた新しい挑戦の要素が大きかったもう1社(B社)は最終面接で不採用になったタイミングでした。

A社の内定を受けるか迷いがあった中でヒントを得ようと読み返し、B社で応募していた職種の業務内容が上記の適職に近かったことが最後のひと押しになり他社の同職種に応募し再出発しようと決意しました。

高校生の頃に星新一さんの紀行文で「四柱推命統計学だった」と体験談を読んで以来四柱推命への信頼感を抱いていて、現在の占い全般に対する関心にもつながっている感があります。

そんなこんなで転職活動の開始から終了まで約8ヶ月かかった!長かった、とにかく長かった。時間こそかかりましたが、納得いくまで考えて決めることができたと思っています。

長引いた転職活動中にはフォロワーにさらけ出して励まされたい夜もあったものの、現職に残る選択肢もぎりぎりまで考えていたため「やっぱり残ります」となったり転職活動の話題をフェードアウトする等になったら格好がつかなさすぎると思いSNSの趣味のアカウント上では意識的に話題から避けていました。あとは選考中の企業からリアルタイムで特定されるリスクも怖かった。

唯一、昨年11月の「創作占い」レポで触れていたくらいです。

鑑定とほぼ同時期に動き始めた転職活動についても背中を押してもらい、おかげさまで細々と続けられています。

安定の時期と大人しくするべき時期は違うと聞き、目からウロコでした。

短歌も作るブロガーが「創作占い」を受けましたレポ - 震えてるのは君のほう

(ちなみに、このときの占いでも適職について簡単に聞いていて「0を1にする仕事よりは、既にあるものをより良くしていくことが向いている」といった旨を伺いました。こちらは学生時代から薄々自覚もある部分です。)

 

現在は無事に内定受諾と退職交渉、最終出社を終えています。しかし諸々終わったにも関わらず、SNS上で伏せていたのを解禁するタイミングを見失っていました。

転職活動の途中から(日常として出していない分、せっかくだから月末か月初の日付が変わる時間に「いつも見守ってくださっている皆様へ」の一文を添えて「新卒から勤めていた会社を円満退社し新しい挑戦をします」みたいな文を画像でアップしてエンタメ業界あるあるパロディでもするか〜)と考えていたところに事務所に関する報道で「移籍」まわりの話題を重苦しく感じ、この案でふざけるのは止めようと時期も書き方も見失っていた経緯があります。

 

そして有休消化期間が始まってすぐ、以前から予定していた旅行に向かいました。

ひさびさにまとまって会えることになった友人と日程を決めた後で応援しているA.B.C-Zのフェス出演が旅程中日の日付で告知されたものの、各々のスケジュールと目的地の都合から日程変更が難しかったことや彼女が数少ない非オタクの友人でお互い日頃から推しの話題をほぼ出していなかったことから旅行を取りました。

これがオタクの友人とだったら「塚ちゃん復帰後の初ステージで〜」と相談はしてみたと思う。

機内モードで移動時間を過ごし、現地で友人と合流してから数時間後。A.B.C-ZのFCメール通知が目に入りました。

ファンクラブ会員の皆さまへご報告

入社予定先からのメールを返す必要があったことを思い出し咄嗟に「ごめん、ちょっとメール1本送りたい」と言って休憩を取らせてもらい、必要な返信を済ませてからFCメール内のURLを開きました。

 

A.B.C-Z河合郁人が。MCで冠番組を持つという夢のために。今年の12月21日でグループを脱退。

 

彼を応援する決断をしました、といったようなメンバーの言葉も続いていたものの、ほとんど頭に入ってこなかった。(現在に至るまで見直せていません。)画面から顔を上げたとき、目の前の牧歌的な観光案内所の光景と心情の落差が大きかったことを覚えています。

そのギャップがなんだか可笑しくなって、カメラを向けて正面を写真に撮りました。

ぐっと息が詰まったものの、ひとまず旅行中は考えず触れず過ごそうと決めました。友人が芸能まわりのニュースに疎い上に、私が河合担だということも数年前に何度か話したきりだったことがおそらく幸いだったと思います。実際に、最後まで何も触れられなかった。

漠然と決めていた旅行の裏目標「SNS断ち」が一瞬にして死活問題になった瞬間でした。旅行中でなかったとしても自主的にデジタルデトックスに入っていただろうと思います。というか転職活動の件も含め、つくづく何事も周囲に吐き出せず抱え込むタイプすぎる。こういう性格ってもう変わらないものなのかもしれない。

最終的に、FCメールで知った「ABC座星(スター)劇場2023 ~5 Stars Live Hours~」の告知を拡散したときだけアプリを開いた程度です。まあそれによって、フェスの有料生配信(アーカイブなし)があったことを全てが終わってからの帰り道に知ったわけなんですが……。

加えて現実とタイムラインから目を逸らし続けていた結果ABC座のFC申し込み期限を逃してしまったため、最低限はファン界隈をチェックしておく必要があったと感じています。

他者の感情を避けてメンタルを守ることを最優先にしていたけど、善意のリマインドもある場所だったと痛感しました。チケットのことは今後のカード枠と一般に全力を尽くします……。

旅行中1人になったタイミングや、ふと会話が途切れた移動中なんかに様々な思いがよぎっていました。

  • 今までも歌や演技を観たい思いはありつつ頑張りたいと公言していた分野を応援していたい気持ちでいたけど、グループ活動は大前提だとばかり思っていた
  • 私より他のファン歴が長い方の方がもっと辛いはず
  • これが先に分かっていたらフェスを優先したかな
  • 2019年のABC座ショータイムでソロを「お祭り忍者」にしていたとき少年忍者の子たちをメインにしているように見えてソロらしさを感じられず消化不良感があって応援し続けられるか悩んだけど、その時に「本人のやりたいことをやっているのは間違いないから信じてついて行こう」と決めたんだった
  • S.J.Gの歌詞とパートはどうなるんだろう
  • 夏に行った「推し活展」で「あなたの推しへのメッセージを書いてください」のコーナーで付箋に「河合郁人さん これからも夢を貫いてください。応援しています」って書いたなあ
  • なんかもう、今からでも取り消しにならないかな
  • 参加している短歌の企画、やり切れるかな
  • ABChanZOOの占い回で「グループとしてのピークは2026年」って言われてたけど、4人で迎えるのか
  • 来年からは誰がコンサートで客席を煽るんだろう
  • 皆でペンライトの色を変えるコーナーはどうなるんだろう
  • ていうかペンライトって次出るときは4色と白とオレンジと緑になるんだろうか
  • 個人のFCができたら入ろう、グループのFCは夏の更新のとき考えよう
  • まだ「地獄」とかではない、芸能活動を続けるわけだし所属もそのままでただ個人の活動になるだけ、いやそれが大きすぎるんだって

何度か涙目にもなったものの、急に泣いたりしたら周囲が驚き焦るだろうと耐えました。離島で暮らしていたり、地方各地への旅行が趣味の方という時点でいわゆるオタクではなさそうというか推し活で感情が大きく動かされることへの共感は少なそうだと想像もついたので。

 

さらに友人と、友人の友人である地元の方が楽器をやっていて私も経験があるということで旅行の間に1回セッションをしようと誘われていました。

いつも合わせている曲のラインナップを教えてもらった中で、いけそうだとお願いしたのがthe pillowsの「Funny Bunny」。漫画『SKET DANCE』内のエピソードでも使われていた曲です。

一夜漬けで確認していた時から思っていたんだけど、歌詞が今の自分にまあ刺さる。

世界は今日も簡単そうにまわる

そのスピードで涙も乾くけど

特にセッション中「(ボーカル担当の方が別でいたけど)せっかくだから歌ってみる?」と提案してもらい1回ベースボーカルをやったときには、ラストの大サビがリンクして信じられないくらい気持ちが入りました。

キミの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ

風の強い日を選んで 走ってきた

飛べなくても不安じゃない 地面は続いているんだ

好きな場所へ行こう キミならそれが出来る

あの瞬間、たしかに河合郁人さんに向けた「Funny Bunny」でした。この曲に気持ちを込めたファンがいることを知らないでいてほしいような、そのくらい覚悟の上での決断なんだろうから知ってほしいような、複雑な思いです。

なんというか、自分の最終出社時に上司や同僚から「やりたいことがあるなら仕方ないね」や「前向きな理由で良かった。今後も頑張ってください」等とかけてもらった応援の言葉がそのまま跳ね返ってくる、何を思っても自分にブーメランになるような状況に陥るとは思わなかった!

とはいっても社内で部署異動してきてから1年と数ヶ月だった上にその間に何度か人の入れ替わりもあったうちの1人だった私と、結成15周年とデビュー10周年を越していたアイドルグループのメンバーでは重みが全然違うので一緒にするのはおこがましいのですが。そう、重みがね……全然違うんだって……。

今回のキャリアチェンジは1人の会社員アラサー女性として考え実行したことで、「推しに影響を受けて」や「趣味をしやすくするために」といったオタクとしての動機はほぼなかったつもりでした。

でもやっぱり、社会人歴とファン歴が重なる中で河合さんが夢に向かって突き進む姿に勇気をもらっていたことも事実です。

また10月に入社後はまず研修に入って年明けから本格的に業務に加わる予定のため、偶然にも自担とほとんど同じ時期に新しい挑戦に入るんだな〜と思うと少し前向きになれました。

 

入社までの残りの期間も、諸手続きをして視力回復手術を受けて平日休みの友人と会ってと予定があるのでそれほど思い悩まず過ごせそうです。

そして「自担」はずっと1人で今後も1人のつもりでいるものの、役者さん声優さん  、宝塚OGの元男役さんおよび元娘役さんあたりに推しが点在している姿勢に自然となっていたことが結果的にリスクヘッジになっているのかもしれない。趣味が被る方がいたらぜひお友達になってください。

あとはお笑いだとぼる塾酒寄さんのnoteをきっかけにファンになりました)とレインボーが好きなので、ライブに行ってみたい!

というわけで、これを読んでくれている方および身近で見守ってくれている皆さんにおかれましてはそれほど気にせず?普段通りでお願いします。

自分の転職に関することと自担のグループ脱退についての思いを一気にまとめることは想像していなかったものの、自分の中で切り離せずこのような形になりました!ひとまず今現在の思いは書き切ったつもりです。

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

↑この初回限定盤Bに最新の皆のソロ曲が入っています。

序盤で話題に出した創作占いのレポはこちら。