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応援屋!!からトリッパー遊園地を考えた

2018夏からの新規ファンが、「One more kiss」音源化をきっかけにABC座2016の円盤を見ました。本編の感想もいろいろあるけど、応援屋!!を通して河合くんの初単独主演舞台「トリッパー遊園地」について考えた話。

序盤「腐れ縁インザレイン」のジョーが修也を背負った振付で、唐突に「トリッパー遊園地の相撲シーンもこういう勢いで演じていたんだな」と思った。

他にも何度かあったメタ視点や、客席への語りかけでも似た雰囲気を感じたので。

トリッパーの脚本演出にあたった川浪ナミヲさん(脚本のせきどみきのぶさんは川浪さんの別名義だったので、以下川浪さん)について調べたところ舞台「少年たち」や「ジャニーズ伝説2017」の制作にも関わっていました。

塚田さん主演映画「ラスト・ホールド!」の脚本担当だったのは知っていたんだけど。直近では「映画 少年たち」の脚本協力として名前が挙がっていました。

加えて「トリッパー遊園地」パンフレットのインタビューを一部引用します。

川浪 河合くんとは、『少年たち』(2011年)という舞台で少し関わりがあったのですが、正式に初めて一緒に仕事をしたのが『ジャニーズ伝説 2017』。とにかくエンターテイナーとして器用で万能な人という印象がありましたね。

いやがっつりジャニーズ舞台の人やないか!とようやく気が付いた。

河合の主演作を作るぞ〜!と川浪さんが入れたジャニーズ舞台の要素が、外部作品だ!と思って観ていた側にとっては違和感ですれ違いになったんだろうな。難しい。

個人的には日替わり公募タイムスリップエピソードガチャは博打が過ぎてたな、と思います。投稿内容に優劣はないけど、どうしても本筋との相性ってものがあるので。何度か観た中で日替わり部分が良い味を出してた回と、矛盾が生じてしまう回があったことが辛かった。

 

また演出の一部で、ジャニーズ伝説をオマージュしている印象を受けました。

台詞の「夢じゃない」ってフレーズに「すべて現実さ」を繋げたくなったし、マサヒロが郵便屋さんから手紙を受け取るのにひとアドリブあった場面は中谷さんが日本からの電報を受け取るときのようだった。

それこそ応援屋とも、応援屋の三人と由美子さんが別の場面で「いつまででも待ってる 会いたくて暗い夜」を歌うところがトリッパー 遊園地で正彦さんとユキさんの同じ歌につながったように思える。

そして友人からは「観覧車に乗ったショウヘイとハルを一同で見上げた場面で舞台「のど自慢」のステージを見守ったシーンを連想した」って感想を聞きました。

自分がファンになる前に公演していた作品を踏まえた感想を聞けるのが、ファン歴の長い人と話す醍醐味。

本当に過去の作品を元に作られたのか、考えすぎかはわからないけど、重ねて想像するのは楽しかった。

 

細かい演出の他にも、川浪さんが「河合郁人の演技」を以前から知っていたことで、マサヒロと正彦の二重人格にも近いような一人二役の主人公が作られたのかもしれないとも思った。

元になった「キャンディ遊園地」では正彦さんは登場しない普通のタイムスリップだったようなので。(普通のタイムスリップ?)

河合くんは(いわゆる憑依型じゃないという意味で)考えて演技を作っている印象があったけど、清美さんとの対面で確信に変わって胸を打たれたことが懐かしい。

少し上で好きじゃなかった部分も書いたけど、やっぱり私にとっての大切な作品です。

 

以上、トリッパー遊園地は良くも悪くもジャニーズ舞台の文法で作られていたんだな、と改めて実感した話でした!

みんなでミナトちゃんを呼びたいし、正彦さんの歌をまた聞きたい。会いたい、あなたに会いたい、この声聞こえますか。

いつか完全アウェイの作品に挑む河合くんも観ることができたらいいな。楽しみです。

 

surfcitybabies.hatenadiary.jp