遡ること2021年12月10日。マドモアゼル・モーツァルトの観劇で花組熱に火がつき、一般チケットで元禄バロックロックを観て参りました。
というわけで、今の花組を今できる限り目に焼き付けんと大劇場での元禄バロックロック一般(と有休)を取っています。東京公演を待ち遠しく思っていたけど、待っていられない!
東京公演の配信も見て改めて感想を、と思っていたら大千秋楽の2月6日は低気圧頭痛で寝込んでしまったので(13時から22時まで寝て夜も寝た)当時の記憶で書きます。
購入していた永久輝せあさんの「白い季節」を聴いて気分を高めつつ当日までを過ごし、新大阪駅から約40分JRに乗って宝塚駅に着きました。
定期的に大劇場に行っている幼馴染みから「テーマパークのように楽しい」と聞いていた通り、夢のある空間でした。というか入り口から劇場までが広い!早歩きで席に着きました。
チケットの予約の際も席数の多さを目にしていましたが、劇場に入ると想像していた以上に広かったです。
この30秒の試聴、最初の10秒が前奏だ……!
元禄バロックロック
元禄バロックロックで、1回目の「号外〜!」の場面にいた明るめの髪に黄緑とオレンジを着た娘役さんが可愛くて綺麗だった(忠義なんてもう古いわよ、と台詞を言ってた方の後ろにいました)けどショーで見つけられる気がしない〜 pic.twitter.com/uznNrqf64T
— 春🧘♀️ (@ps2310201) 2021年12月10日
時を戻そう〜♪で毎回一瞬ぺこぱが浮かんだ自分が悔しい。
それこそ知ったタイミング(2019年の年末に家族に激推しされてM-1の録画を見た)前まで時を戻してフラットな状態で見たい〜とも思ったけど、あの時計だと自分の記憶はリセットされないんだった。
タイムスリップものが好きなので、楽しかったです。
中盤では繰り返されるやり直しに切なくなったものの、和解という新たな形の忠義による解決と「またやり直せばいい、ここから!」のハッピーエンドで爽やかながらあたたかい気持ちで幕間を迎えました。
母性がくすぐられる弱さも見せつつ最後は格好良く締めるザ・主人公な柚香光さんと、艶やかさとあどけなさという相反する魅力をあわせ持つ星風まどかさん。
クールな二枚目をどこまでも貫く水美舞斗さんに、朗々と三枚目をしつつ一本気な姿も見せる永久輝せあさん。それぞれの魅力を存分に堪能できた配役とストーリーでした。
一方で、音くり寿さんのツナヨシは想像もつかなかった角度から突き刺さってきた。女性らしさあふれる印象の彼女が、中性的な役を演じた際の引力に圧倒されました。
「The Fascination!」
これまで「Twitterのプロフィールに宝塚を好きと書くにはライトファンすぎる、けど不審がられず感想ツイートをフォローしたい……」と悩んでいました。
今回このショー「The Fascination!」の舞台写真をヘッダーに使うことで解決。オレンジと青緑の色合いも綺麗で気に入っています。
印象深いのは、花組100周年を記念して演じられた「ピアノファンタジー」。2020年の「はいからさんが通る」から花組に触れた自分も、発足当時のショーの再演を観られて嬉しかったです。
翌週にA.B.C-Zが初代ジャニーズ(ジャニーさんが最初にプロデュースしたグループ)を演じ事務所の歴史を語る「ジャニーズ伝説」を観たので、共通点というか縁を感じました。
花組もA.B.C-Zも、好きになって以降のものだけを追いがちな私に歴史を見せてくれる。
好きなグループと組の共通点に加えて、その中でも好きな人の共通点も実感しました。永久輝せあさんも河合郁人さんも、二枚目半で凛々しいお顔で声が大きい。
A.B.C-Zの河合郁人さんと花組の永久輝せあさんのファン=凛々しく力強い歌声(担当)が好き
— 春🧘♀️ (@ps2310201) 2021年12月10日
喋るとコミカル決めればイケメン歌う姿はデカ声量
— 春🧘♀️ (@ps2310201) 2021年12月24日
永久輝せあさんと音くり寿さんでの場面では、歌とダンスに加えて「好きな歌の男役さんと好きな歌の娘役さん」が同時に目の前にいるシチュエーションも堪能させていただきました。贅沢な時間だった。
宝塚歌劇の殿堂
終演後は大劇場内のミュージアム「宝塚歌劇の殿堂」に滑り込んできました。
入場料が500円。受付のスタッフさんと「友の会カードを見せていただければ割引がありますよ」「すみません無いんです〜」「紫のカードですよ?」「本当に無くて……」というやり取りをしました。
友の会への入会前に大劇場に来てしまった。
2階で歴代卒業生の方々のパネルを見て驚いたのは、劇団の創設直後のジェンヌさんは本名と思われる名前で活動していたこと。そこから順路に沿って歩き、現在のイメージに近い芸名になるまでの変化を楽しみました。
3階に移動し、花組の衣装と映像の展示へ。
スタッフさんが本日の最終上映です〜と呼びかけてくれたおかげで、映像を見ることができました。ありがとうございます。
衣装展示は撮影可でしたが、他で撮っている方に譲りつつ見たので写真はなし。
その後は大劇場を出て、花のみち(宝塚駅から大劇場までの道)で見つけたお店で遅めの昼食をとり帰路についています。
ステーキサンド。美味しゅうございました。
【リニューアル】ZUCAFE - 宝塚/イタリアン | 食べログ
仕切り越しで観劇後のおばさま方のお話(家族の健康のために塩分控えめの食事を作って出しているのに夫は醤油をかけている、柚香さんを見ると若返る)を聞きつついただきました。
いちばん「関西」を感じたのは、おばさまのトークとその声量かもしれない。
観劇も大劇場そのものも、素敵な体験になりました。
また展示の衣装と映像で華優希さんの面影を追っていたので、先日の事務所所属のお知らせが本当に嬉しかった!
改めておめでとうございます。SNSをフォローし、ファンクラブにも加入いたしました。
これからの花組も、また舞台に立つ華さんの活躍を見られる日も楽しみにしています。