震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

テニミュ4th六角戦 イープラススペシャルデー感想

※今!?ですが、夏から下書きに寝かせたままだったので関東立海を観るのを機に公開します。

 

7月16日の夜公演、テニミュ4th青学vs六角のイープラススペシャルデーに行っていました。

暑くて人も多かったので早々に入場し、中でもらったQRコード入りのカードを撮っていた。

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前回の4th関東氷帝では先行抽選に外れてから先着で見切れを取っていましたが、今回は抽選で取れた+3階の少なくとも下手側はほぼ空席でした。

2階だとサイドの前方でもステージが全部見えることに感激。

 

序盤のなすべきこと〜それはテニスだろ〜から既にまあまあの尺だと感じたし舞台上の人数も多くて、情報量がすごかった。もうテニミュ4thはとにかく足し算で盛っていく方向性なんだと覚悟が決まった、というのが全体の感想です。

緑山戦もがっつりあって、氷帝リポートのあたりではこの後まだ六角戦の描写がまるっと控えているのかと気が遠くなりかけました。退屈とかではなくて、場面が多い上にひと場面ごとのボリュームもあって体感時間が長い!精神と時の部屋で上演している可能性がある。

 

手塚部長、というか山田さんの歌の迫力が凄かった。舞台上で一瞬、帝劇に立つ姿が被って見えました。

あとスーパー大石部長代理タイムで原さんの武器はコメディ力(りょく)というか歌と全身に感情を乗せることなんだなと実感。シアタークリエでコメディ作品に出ているところとか観てみたい!「She Loves Me」のアルパッド役とか合いそうだと思います。

 

今回で緑山への好感度が上がりました、特に季楽部長。作品を問わず作中で登場人物の成長を目の当たりにすると感動しやすいので、合理性をモットーとしていた彼が青学戦を通して熱い男になった流れにぐっときました。

東北ことばの彼が顔立ち女の子すぎてびっくりした〜…!双眼鏡で追ってしまった。

あと緑山の曲の曲調がかっこよかったです、ああいう曲調ってなんて言うんだろう。歌詞に「エコでクリーン(グリーンかも)なテニス」って出てきたのは、急にSDGsの標語もかくやの感じが出ていてちょっと面白かった。

全体を通してシーンごとに曲調がぽんぽん変わる楽しさがテニミュの醍醐味のひとつかもしれない。各曲のメロディと曲調のバラエティ感が好きです。

 

ここで飛んで、ラストの客席降りのときの話。

舞台に向けていた視線をふと正面に戻したら、不二先輩がこちらを見ているような見ていないような曖昧さで薄く微笑んでいた。持田さんの不二先輩が好きなのに、歩いてくる気配なんかを全く感じなかったのが不二先輩らしかった。

朝ドラの「あまちゃん」がやっていた時期に、NHKの何かの番組で「動物は視線の向きを敵に気取られると生き残れないから白目がほぼなくなった、だから能年玲奈さんの黒目がちな瞳に人はミステリアスさを感じて惹きつけられる」というような話があったのと繋がりました。

前々から持田さんというか2.5舞台の制作陣に対して(目の形が丸いのが特徴に見えるひとが不二周助と本橋依央利にキャスティングされたのが不思議。ビジュアルや演技との納得とは別で、そもそもの造形の種類が結構違わない?)と疑問を抱えていたのが、間近で見て解消した気がします。

黒目がちだから視線がわかりにくいところで(一般的につり目や糸目から連想されるイメージである)ミステリアスさを担保していてパーツの形の違いが補われているのかも!という感じ。実際のキャスティングの意図はともかく、個人的には発見でした。

一緒に観ていた夫(学生のときからテニプリを読んでいて、今も新テニをリアタイで追っているテニス経験者)は後で「女の子が来たかと思った」と言っていました。姉妹の影響なのか女性オタク寄りの感性を持ち合わせているところがあるので、時々こういう嘘みたいな発言をする。なので定期的にバズっている「(発言者の)推しコンテンツに疎い家族や第三者の理解ある/鋭い初見感想」の話題が盛っているように見えることがあっても、本当なんだろうと思っています。

 

前回分はこちら!関東立海も楽しみます。