テニプリの知識あり、ある程度の前情報もありでリョーマ!観てきました。キャラソンには疎い。
レポは読んでいたけど公式YouTubeの「冒頭3分半を公開」はあえて見なかった。見てもよかったかもしれない。
でももし(ずっとこのノリが続くならしんどいな)と観るのをやめる人がいたらもったいない!と思います。謎に包まれた越前南次郎の引退を追う、がメインテーマなので。
『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』 冒頭3分半の映像を大公開!! - YouTube
改めて検索したら、他にも公式の動画が出ていた。
9/3(金)公開!映画『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』リョーマ&桜乃が息ぴったりのデュエット曲を披露! - YouTube
Love Festival / テニプリオールスターズ (『新生劇場版リョーマ!』 【シアター☆テニフェスpetit!】より) - YouTube
そもそも前情報の前情報、最初に告知があった時から興味はありました。
※現在トレンド入りしている「ラップバトル」は『テニプリ』劇場版の関連ワードです
— ORICON NEWS【アニメ】 (@oricon_anime_) 2021年3月4日
リョーマが #杉田智和、#武内駿輔、#竹内良太 演じるテニスギャング3人とラップバトル!過去のアメリカへタイムスリップhttps://t.co/pCO7PN7z9D#テニスの王子様 @ryoma3dtenipuri pic.twitter.com/iG0T2O6Cv6
いざ公開されると自身の性格的にいわゆる「狂う」タイプのハマり方はしないかな〜……などと無意味に迷って行くまでに時間がかかったものの、以前から「過去にタイムスリップして過去の家族に会う」話に弱いので劇場でやっているうちに見よう!と決意。
幼い頃に見たケロロ軍曹のアニメか劇場版で、過去に飛びかつての母親に会った冬樹が別れ際「また会おうね。親子ってのも結構楽しいよ」と言った場面に感動したのが思い入れの原体験かもしれない。
DecideとGloryの違いを検索したらDecideが「初回向き」とされていたのと、ミニライブのセットリストにあった木手部長の「スパイダー」を目当てにDecideを選びました。
話題になったTwitterの検索予測「柳生 リョーマの何」はいつ出てくるのかとわくわくしていたけど一旦ストーリーに熱中し、忘れた頃に出てきたので肩が震えた。知っていても衝撃。
ここからネタバレありの感想。太字の部分は帰り道でのメモです。
猫をきっかけにタイムスリップして、猫をきっかけに戻ってくるというのがABC座2015の「サンズ・オブ・マッシュルーム」の設定と同じでテンションが上がりました。後半にショータイムがある点も同じなので、30%はABC座2015だった。(※2018年からのA.B.C-Zファンかつ円盤化されていないので、未見です。先人の皆様から話を聞いたりレポを読みました)
乾先輩〜!包帯取って〜!時系列としては全国大会の決勝後なので、仕方ないといえばそうないんだけど。
ラケットは人を傷つけるためのものじゃない、という手塚先輩の台詞が出てきたけど、ほうきで空き缶を打って敵にぶつけるしラケットの柄を運転中の車のハンドルにねじ込んで強引に方向転換していた。テニスの技術で人を傷つけるのはいいのか。まあ正当防衛か……。
エメラルドと試合をするまであたりのリョーマの無茶はリゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)2期前半あたりのスバルの無鉄砲さに近いものを感じた。
別作品での例えといえばもうひとつ、現在に戻ったら桜乃ちゃんの記憶がなかったことがショックだった。フィクションの記憶喪失絡みでこれほどショックを受けたのは『隠の王』以来かもしれない。
隠の王(なばりのおう):漫画。主人公・壬晴(ミハル)と行動を共にしていた相棒・宵風(ヨイテ)がドラゴンボール的な禁術に願った「僕が生まれなかったことになりますように」が叶い壬晴までもが宵風の存在を忘れて生きることになった。のちに宵風の保護者に近い存在だった青年が猫を拾って「顔を見たら自然にこの名前が浮かんだ」とヨイテと名付けて飼っている(友人2人と映画の感想を話したとき、作品を知らなかったひとりにこの説明をしたので、そのまま書いてみた。)
リョーマと桜乃の関係性がここで確定する(今後の新テニの本編に直接影響する)ことはないですよ、という落とし所?だったのかも。
最終的には何より、南次郎さんの引退理由が前向きでよかった!「現役を続けるより、こいつらを鍛え上げる方が楽しいかもしれないな」で涙ぐんでしまった。
正確にはその前のモノローグ「こいつらはどんなプレイヤーになるんだろうな」で(当たり前のように将来にわたって息子2人が同じ道に進むと思って〜!)とも感じたけど、実際に10代の時点で兄弟どちらもプロの選手を目指しているので、何も言えない。
それに彼らのどちらかが最終的に別の道を望んだとしてもそれを(多少は残念がったとしても)受け入れる父親とわかっているので。
八百長というキーワードが出た時こそ以前見たアニメ劇場版「二人のサムライ THE First Game」(豪華客船上で試合する話)がよぎったものの、違う形で権力への報復を見ることができました。
南次郎引退の経緯が語られた、という点でDecide1パターンだけでも十分楽しめる映画だった!タイミングが合えば、またGloryも観ます。