震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

舞台キングダム感想

※本ページはプロモーションを含みます

舞台「キングダム」2月19日の夜公演に行ってきていました。原作はアニメや映画を含め未見、中国史の知識は世界史Bレベルで挑んだ華優希さんファンの感想です。

A.B.C-Zの塚ちゃんこと塚田僚一さんが初日に観に行っていました。

華ちゃん♡と梶さん!の気持ちでキャストスケジュールを絞り選んだ回がこちらです。

f:id:senyaitiya:20230219164702j:image

テニミュ3rdの公演をいくつか観ていたので跡部役を演じていた三浦さんも気になっていたものの、予定との兼ね合いにてこの回に。

高野洸(あきら)さんを観るのは「演劇ドラフトグランプリ」配信以来の二度目でした。当時の自分の感想を読み直し、高野さん率いる「超MIX」は皆さん身のこなしと衣装さばきが鮮やかだったな〜と振り返ったりもしました。

 

帝国劇場は以前S席の2階中列上手に入ったとき見難かった印象があり、今回はA席1階後列の上手を選んでいました。

その結果、千鳥配置の塩梅で絶妙〜〜に舞台中央が見えなかった。全く見えなくはなかったとはいえ、見えないタイミングが多かった。

それでも(FC枠での)2階中列よりは(一般で取った)1階後列の方がよかった気がします。

 

Twitterで評判になっていて楽しみにしていた華ちゃんの開演前アナウンス。当日、間に合ったかと緊張していたら着席後すぐに聞けました!

やっぱり宝塚ではアナウンスといえば男役トップスターさんのものな文化なので、その意味でも華ちゃんのアナウンスが感慨深かったです。

 

序盤、子役の2人と青年2人の入れ替わりによる時間経過の表現が綺麗でした。

華ちゃんがずっと可愛かった!フクロウのマスコットというか妖精?だと思って観ていたら、そういう野生に紛れられる恰好をした少年の役でした。(と今の今まで思っていたのですが、改めてアニメのキャラプロフィールを見たら女の子だった。二段構えで勘違いしてました)

ボーイッシュな華ちゃんといえば宝塚での「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」のイメージだったけど、今回はその時のなかなか素直になれない雰囲気とはまた違った無邪気さがありキュンとしました。

 

信と貂の兄弟のような距離感が微笑ましかったし、梶裕貴さん演じる壁との3人のやり取りも可愛かったです。

中学時代にラジオで偶然聞いた番組で知って以来ファンな梶さんの声が舞台上で響いているだけで贅沢すぎたくらいなのに、全身や表情の演技まで見られる日が来るとは。

信と貂と壁の3人が山の民に囚われていた場面では、物理的な動きが少なかったのもあり表情や細かい視線の演技までじっくり見られました。俳優の梶裕貴さんがそこにいた。

 

今回はじめて観た美弥るりかさん、たいへん美しかったです。未満さんのヴェラキッカで評判だった方だ〜と楽しみにしつつもどのお役かを押さえていなかったので、仮面を外したタイミングで新鮮に沸きました。かっこよかった!

全体を通して、熱血な王道主人公オーラにあふれていた高野さんとクールビューティな小関さんの対比がとてもよかったです。

上でも少し触れた通り三浦・牧島ペア回も気になっていましたが、比べる思いが消えたくらいに大満足でした。

 

1幕で山の民と手を組んだ!と盛り上がってからの2幕、政の過去回想が始まったんだと分かるまでに少し時間がかかりました。このあたりは予習不足が原因だったな。

紫夏役だった石川由依さんも、梶さんと同様に普段は声だけでお芝居しているとは思えないくらいの堂々とした立ち居振る舞いでした(と思ってプロフィールを調べたら子役出身とのことで、納得です)。

 

あとこれは先日の刀ステ「禺伝 矛盾源氏物語」から薄々気付いていたのですが、己の「殺陣のわからなさ」を実感。城へ乗り込んだあたりの殺陣が長く感じてしまった。動きの違いなどへの理解を深めたい、というのが今後の観劇にあたっての課題です。

こういうのってやっぱり自分が身体を動かしてみるのがいいんだろうか。殺陣そのものではなくとも、ダンスやスポーツを始めれば「あの役者さんは体幹のブレなさがすごい」など実感できるようになるのかもしれない。

 

クライマックス、王騎さんの存在感がすごかったです。圧倒的な声量と体躯。

グッズに「王騎のイヤーカフ」なるものがあると把握していたので、ご本人が舞台上で同じデザインのものを使っているのだろうかと双眼鏡で耳元に注目していました。結局わからず、真相は謎のままです。

王騎さんのシーンで最初と最後を繋げる形の終わりかな?と思いきや信と政の会話があり、勝負だ!からの暗転でばしっと締めていたのが好きでした。暗転で終わるといやあ〜良い作品だった〜と好感度が増し増しになりがち。

そして最後の最後、カーテンコールで円形のスクリーン(劇中で月などを表現していたあれ)にオーケストラの皆さんを映していたのが斬新だった!感動でした。

このスタイルのカーテンコールがもっと増えてもいいなあと思います。発明なのでは。

f:id:senyaitiya:20230307013010j:image

とても楽しかったです、これからの地方公演も無事に完走できますように!

 

華ちゃんと高野さんがそれぞれ過去に出演した作品の感想もどうぞ。