推し香水にトライしたのをきっかけに、新たに香水に挑戦しました。
推し香水でお世話になった小分け販売のCeles(セレス)さんで約15回分を購入しています。
スキンタイプ診断とは
調香師のダウン氏が調香する際に顧客ひとりひとりの「肌の香りタイプを知るためのツール香水」としていた一切中身を明かさないスペシャルな香水。
その人の肌そのものの香りを引き出し、他の香水との重ね付けも楽しめる優しく、ユニークでリラックスできるダウンならではの香りです。
Celes (セレス) | DAWN Perfume - Formula X(ダウンパフューム - フォーミュラ・X)
2019年にパーソナルカラーや顔タイプ、骨格診断を受けた前後に情報収集をした際に名前と概要だけは目にしていた概念「スキンタイプ」。
肌が本来持つ香りは食生活や肌質により数種類に分けられ、その分類ごとに相性の合う香りがあることは把握していました。
さらに調べると、相性のよい香水を選ぶことで香り酔いや周囲への香害も防げるとのこと。
推し香水の利用をきっかけに好きな香りと出会って他の香水にも興味を持ったので、今後の香水選びの指針にもなればと今回試しました。
自分の嗅覚で違いがわかるのかと不安もありましたが、「その人の肌そのものの香りを引き出し、他の香水との重ね付けも楽しめる」という記載に背中を押されて購入に至っています。
日本人に多い4タイプ
代表的な4タイプとそれぞれがフォーミュラXをつけたときの香りの変化、特徴の一部を調べてまとめました。
スイートスキン
フォーミュラXが甘く香るタイプ。
・自分の肌に甘い香水をつけると、少し時間が経った時に甘すぎて酔ってしまいがち
・シトラス(柑橘)系のみずみずしい香りが、すぐに消えてしまう感じがする
・グルマン系の香りにとくに違和感をおぼえる
ムスキースキン
フォーミュラXが石鹸のように香るタイプ。
・香水を肌にのせた時に、アルコールの飛びが遅く感じる
・優しい香り立ちのものでも、長時間持続する
・ムスクやアンバーなどのアニマリック(動物性香料の香り)な香水をつけた時、時間が経つとしつこく濃くなったように感じる
ウッディスキン
フォーミュラXがお香のように香るタイプ。
・どんな香水をつけても、ボトルやムエットで試した時と香り立ちが大きく変わる
・温かみのある香りをつけると、なぜか落ち着く
・他の人がつけていて、いいなと思った香りが、自分で試すとしっくりこない
ニュートラルスキン
フォーミュラXをつけても変化しないタイプ。
・どんな香水をつけても、ボトルやムエットで試した時と同じ香りがする
・香水やコロンなどの香りアイテムを肌にのせても、なじむ感じがしない
・臭覚がやや敏感で、かなり気に入った香りでないと、まとっているのがつらい
民族単位での遺伝や食生活も影響するそうです。例えばお米が主食の日本人にはスイートスキンが多いとのこと。
フォーミュラxをつけた肌が甘く香る人ならメンズの甘さの少ない香水も単体で使いやすいなど、本来持つ香りと異なる要素を足すという考えのもと調香や香水選びに使われています。
また参考元のサイトには各タイプの性格の傾向も書かれていましたが、そちらは自分の中でピンとこなかったため抜粋では省略しました。
対面で多くカウンセリングしている方だと、傾向が見えてくるのかもしれない。
石鹸からお香に変化しました
事前に読んだ各タイプの解説の中で明確に当てはまると感じるものはなく、あえて予想するならスイートスキンかな?と思いつつ臨みました。
いよいよフォーミュラXと対面。
キャップを開けてすぐはスルメイカを思わせる匂いに動揺したものの、よく嗅ぐとその奥に石鹸の香りがあるような。
暖房で部屋を暖め、左手首に1プッシュと少しをつけたらしっかり香りが出ました。
第一印象、とりあえず甘さはない。
最初は癖のある石鹸かな〜と思ったけど、十数分の時間経過でお香というかお寺の匂いも感じました。
香水に興味を持つ前から日本のお香が好きで、浅草や京都でよく購入していたのは身体レベルで馴染みの深い香りだったからなのか。思わぬところで伏線を回収した気持ち。
そしてこのお寺の匂いが長く残る。数時間が経っても香りが強かったです。手首には普段つけないからかもしれない。
またムエットに吹きかけてから時間をおいて嗅いだところ、スルメイカ感は感じず石鹸になりました。
なので最初に感じた「ほんのり癖のある石鹸」はフォーミュラX本来の香りで、お寺の匂いに変化してからの部分が結果と考えています。
つまりお香のように香った自分は、かなり高い確率でウッディスキンに当てはまりそう。たしかに暖かみのある香り、好きです。
これから香水を使うときは、一般的な香料の説明とは感じ方が変わる傾向にあると念頭において理解を深めようと思います。
家族にも試してもらった
届いて数日後、両親と妹と顔を合わせる機会があったため使ってもらいました。
- 母:爽やかな甘さ→濃厚な甘さ
- 妹:外国のマダム→外国の柔軟剤
- 父:お寺
表現は本人の言葉をほぼそのまま書いています。
この香水に甘さの要素があることをイメージできていなかったので、母の感想を聞いて実際に嗅いでみたら確かに甘くてびっくり。
妹は「ほんとに香り変わるね!外国のマダムから外国の柔軟剤になった」とはしゃいでいたところに「私はお寺の匂い」と言ってみたら爆笑していました。
変化する前後どちらの形容にも外国の〜とついたあたり、妹はパウダリーが強く出るタイプのようです。
父の香りが最初わからず、香らない体質なのかと思ってからハッと自分の手元と嗅ぎ比べたら同じでした。体型など他の要素は母に似ていると感じることが多いのですが、遺伝を感じた。
比べることで違いをより実感でき、楽しかったです。
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