震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

コイベビを思い出したこと(音と匂いについて)

日常でふとコイベビのことを思い出した話。以前アンケートを取って「日常生活でコイベビを思い出すときはいつですか」って質問をしたんだけど、そのどれとも被ってなかった。もしかしたら思ったことがあっても書きにくい内容かもしれない。

少し前にとある人と話していたとき「あんた汚いのよ、臭いのよ!あたしこんな臭いやつ初めて会ったわ」が衝動的に浮かんできた。もうその人は身近にいないので、勝手に時効とします。この台詞が課題なら再々演のアネモネのオーディション出られるかもしれない、と思ったくらい。河合キクとの身長差も結構あります(小声)

その人が本当に臭かったというよりは、ちょっと柔軟剤?洗剤?の匂いが独特なくらいだったんだけど。最初は何も思っていなかったのに、1ヶ月近く別の人の名前で呼び間違えられたり(間違えられてた人と似てるわけでもなかった)こちらが丁寧語で通していても一方的に口調を崩して話しかけられたりしたことが積もって苦手になってしまった。そうすると当初は気にならなかった相手の清潔感のなさが強調されて、身綺麗にしている象徴のはずの柔軟剤の香りまで嫌になってしまったような。それがしばらく前のこと。

今日たまたまその人の作った資料を見ていたら、すごくリアルにその柔軟剤の匂いがした。電子ファイルだから物理的に残っているわけじゃないのに。その感覚が、ハシが催眠術をきっかけに「あの音」を思い出したのに似ているかな、と思った。コインロッカー・ベイビーズでは音がテーマだったけど、匂いも五感の中で結構な割合を占めているんだろうな。いやそんなことで実感したくなかった。最初にアネモネの台詞が浮かんだときも、舞台上で秋山大河と山下リオの演技に圧倒された場面もこうして生活に汚されていくんだ、ってちょっと落ち込みました。

よみがえる感覚って本当にあるんだな、と追体験できた貴重な経験でしたという結論にしておきます。ダチュラ!!!!