震えてるのは君のほう

劇中劇と役替わりが好き

Multi-Unit Apartment (マルアパ)感想

Multi-Unit Apartmentの8/9夜、10昼公演を観ました。リリアン中心の感想です。

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情報解禁での感想

原貴和さんの、特に歌のファンだから本格的に歌唱がある舞台への出演がほぼ1年ぶり(2024年8月のミュージカル「この唄を友に」以来)でとても嬉しかった!

キャラクター説明を見た限りだとリリアンは私の女の子の好みとは若干違ったものの、推し男性がいわゆる病み系女子になるのは日プで1pickしていた福地正(現A.rik)さんのダークマターちゃん以来だ〜と個人的な感慨もあった。※リンクはXアカウント

さらにビビを演じた持田さんとの共演。元々テニミュ青11時代に大石副部長と不二先輩を演じていた二人をそれぞれ単推ししていて卒業後にお互いの個人イベントで親しくしているエピソードも聞いていたので、満を持しての幼馴染み役での共演も楽しみだった。

テニミュではキャラクター的にどちらも他の人との関係性がより濃かったので余計に。ドリライ2024の夏祭りでは二人が隣だったから、双眼鏡で同時に観られて沸いていた。

観劇の感想

入場と前説

ピンク(差し色に青)をテーマに2日分の服装とメイクを組むのも楽しかった。

ロビーの床に貼られていたのは、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(スターや映画監督の名前が刻まれた星型プレート)のパロディ。

通路の真ん中で人通りが多くてリリアン分だけを撮影

9夜、10昼ともにFC枠のA席Bブロックで観劇した。まさかのほぼ同じ席。作中「どんなに可愛いネイルも 無意味になるのはいやだから」で指差してもらえたかも!と感じた位置だった。

着席までに目にした最後列のベンチ席が気になっている。赤いビロードが張られたソファでゆっくり観られそうだから、いつかあの席にも座ってみたい。

前説では声出しや撮影タイムの練習もあった。

影練習タイムでの写真。左が9日夜、右は10日昼

自己紹介してくれたDEEPアシスタントの皆の中では、金髪ボブのライラちゃんとショートカットのリイラちゃんが推し。

本編(パフォーマンス ※ほぼ歌)

序盤にリリアンがステージで弾き語りを始めたときは(神様!ありがとう!)とサンキューピッチ1話の最終ページばりの勢いで感謝の念が湧いた。その後は(いや三浦香さんありがとう、こうして感謝の先がはっきりしていることもありがたい)と続いて、もはや雑念に近かった。
自分のよくないと自覚している部分で、パフォーマンスがあること自体の嬉しさで気が逸れてしまいがち。2回目はしっかり集中して聴けた。

エンジェルの歌で高音のハモりを入れていたのも良かったな。

No.8としての歌では歌声に感動しつつも、こんなに(ソロ歌唱の尺があって)自分に都合が良くていいんだろうかと不安になりかけたくらい。会場一丸となってピンクのペンライトを振れたって意味でも最高の時間だった。

そしてドラマ「Oddboys」で皇希さんを見ていたから、ハンナとして生の歌とダンスを観られて感激。(ドラマのリアルイベントもあったけど、加藤和樹さんと中川晃教の大人組は不在なのを残念に思ってしまい行っていなかった)

今回初めて観た方だとアヴァとココのパフォーマンスが印象に残っている。アヴァの「笑われても構わなぁあい」とココの「どこかに消えぇた」の歌い方が好き。

歌以外だとNo.7のラップがかっこよかった、ビビなら美人すぎるラッパーで天下取れるよ〜!

本編(ストーリー)

冒頭の台詞で大谷翔平に言及されて驚いた!名前こそ出ていなかったけど「日本からアメリカに来た、日本人女性と結婚した野球選手」は間違いなくそう。

全体的な雰囲気やノリに、子供の頃に教育テレビで見ていたドラマの「アイ・カーリー」を思い出した。

話のテーマとしては、ココがNo.9としてオスカーにぶつかったときの言葉から「男か女かではなく、人として向き合い愛そう」だと解釈している。
オスカーの「人じゃねえ、女の臓器だ」に(未遂だったとはいえ「臓器を売る」は「身体を売らせる」のマイルドな表現なんだろうなと感じたせいもあって)胸がざわついた、でもその後の「誰も俺のことなんて人として認めてないくせに」で客席の自分も彼を「作中のガールズの恋愛相手役であり悪役」とだけ見ていたことに気付いてハッとした。

そして「男か女かではなく、人として向き合う」をやった上で、ココの独白が「やっぱり恋を諦めたくない+これからの女の子同士での生活が楽しみ」に着地したのが(なんだかんだ現実的に恋愛脳の側な自分としては)嬉しかった。
終盤までトラブルの原因として表現されていた要素を、最後の最後は肯定したところにこの物語の懐の深さを感じている。

ただ私も女子校時代は恋愛に疎かったから、パンフレットに三浦香さんの「ガールズトークは女子校にいたときの会話を元に書いた」という旨の発言があって驚いた。そこはきっと女子校の空気にもいろいろあるんだろう。

あとビビとリリアンの関係性は自分にはそれほど刺さらなかったな。視覚的に、大きい女の子の方が気弱にしている様子が「水星の魔女」初期のスレッタみたいに見えて可哀想が上回ってしまった。
ビビがなんだかんだ利害とは関係なくリリアンと居たいのは伝わったし「占いでビビから逃げろって出なかったの?」「それが出ないのよ!」のやり取りは微笑ましかったんだけど。もし二人の身長体型が同じくらいだったらもう少しフラットに見えたかも?

個人的な心残りとしては、初日か少なくとも前半に観てみたかった。
リリアンのアフターイベント出演回を選んだとはいえ、笑いどころ(オスカーの庭でのシャワーシーンとか)での客席全体のリアクションは絶対に初日から前半にかけてが盛り上がっていたと思う!

アフターイベント(8/9夜)

イザベラ編集長によるマイ・インターンwithリリアンのプチ占い(質問コーナー)。

占ってほしい〜とフォームを開いたらイザベラへの質問が必須で、いい感じかな?と思える相談内容がまとまったときには既に期限を過ぎていて送れず。

現地で聞いていたら、最後に読まれた「DEEP愛読者」さんによる「狙った相手を落とせる台詞を教えてください!(ニュアンス)」の実演が特に楽しかった!
作中世界に溶け込んだペンネームとメタ的にも盛り上がった投稿に、参加型コーナーのひとつの正解はこういうものなのかもと感じた。

おわりに

劇中歌を音楽配信してほしくて、公式サイトのガイダンスページ末尾にあるアンケートでもお願い済み。

配信アーカイブの期限が過ぎて曲を聞き直す日々が終わったら、リリアンが前世と自称していたらしいエルトン・ジョンの歌を聴いてみたりして過ごそうかな。

マルアパのおかげで素敵な8月だった!ありがとうございました!