2022年に知ってから毎年参加している「ブックサンタ」の取り組みについて、過去に選んだ本やこれから贈りたい本も含め勝手に紹介します。
ブックサンタとは
概要を公式サイトと公式アカウントから引用します。
『ブックサンタ』は、NPO法人チャリティーサンタが全国の様々な困難によって体験格差を抱える子ども達に本を贈るため2017年に書店と連携してスタートした社会貢献プロジェクトです。
本を贈りたいと思った人が本を買うと、チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、子ども達へ本のプレゼントが届きます。
\1,868の本屋さん&書店員の皆様&寄付者の皆様ありがとうございます🎅拡散歓迎✨/
— ブックサンタ&シェアケーキ主催🎅NPO法人チャリティーサンタ (@charitysanta14) 2024年9月22日
書店で本を贈ることで、誰でもサンタになれる #ブックサンタ が今年もスタート!
あなたの選んだ本を、クリスマスや誕生日など1年を通して、全国の大変な境遇にいる子どもたち(0〜18歳)に届けます📚´-… pic.twitter.com/tc8djNZjA7
過去にオンライン書店で選んだ本
2023年と2022年の寄付完了メールから、過去2年にブックサンタオンライン書店経由で送った計4冊の振り返り。
1回の参加ごとにエンタメ要素のある参考書を1冊、自分の好きな分野の本を1冊の組み合わせを意識していました。
取り組みに参加しているリアル書店へ行くこともできたものの、求められている本から選べる安心感からオンライン書店派でした。
オンライン書店で掲載している本は、ブックサンタ全体のバランスを見て決めています。
・子どもや家庭からのニーズがある本
・リアル書店では集まりづらい本(例:小学生向けの本など)
・ブックサンタサポーターや作家サンタが推薦した本これらを総合的に考慮し、適宜入れ替えながら運営しています。
※掲載していない本について
・リアル書店から多数の寄付があるロングセラー・ベストセラーの本は掲載していません。
・絶版や在庫が少なく手に入りづらい本も出版社の在庫等を確認し掲載していません。
描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方
2022年に選んだ本。年齢性別を問わず興味のある子がいそう(本がマッチングされる際のリーチが広そう)、見ながら絵を描いたりと手元にあることの価値が大きそう、の2点を重視した記憶があります。
怪盗クイーンからの予告状 怪盗クイーン エピソード0
こちらも2022年に選んだ本で、かなり自分の趣味が強め。
小中学生のとき読んでいたはやみね作品の中でも2020年発行と比較的新しいこと、エピソード0をきっかけに続きが読みたいとなってくれた際も図書館で手に取りやすいはず、というところを意識しました。
世界が広がる 推し活韓国語
2023年に選びました。韓流文化や外国語が好きな子に届けばいいな、という気持ちから。あとは自分のものになら書き込みもしやすそうというのもあって。
万葉恋ばな 春夏秋冬
2023年に選んだ2冊め。この年は2冊とも女子向けに偏っていた。このとき自分が現代短歌に関する本を何冊か読んでいたので、短歌→和歌と連想して惹かれました。
ほしいものリストでの応援
今年はオンライン書店の推薦図書から本を選びきれず、公開されているほしいものリストからラッピング用の袋を発送しました。
何色かのラッピング袋の他には事務用品が登録されていて、それぞれ優先度と希望数、実際に届けられた数が確認できるようになっています。
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/2AAYP81NC4WIT
今年贈りたい本
転居を控えていて出費が多いため今年はラッピング袋に留めようと思っていたものの、引越したら生活圏が少し遠くなる友人と会っておきたいな〜と理由をつけて「(大きい書店)でブックサンタの本を一緒に選ばない?」と公式ページのURLを添えて連絡しました。
快諾の返信があり、知っていたけど参加したことはなかったとのこと。
というわけで、今月後半は初のリアル書店での本選びに挑戦予定です。彼女が書店の本棚に向かったら白熱しそうと予想しているので、その様子を見るのも楽しみ。
もし書店で見つけられたら選びたい本を、先にリストアップしてみました。
野球しようぜ!大谷翔平ものがたり
やっぱり全国の小学校にグローブを寄付した人だから、身近な存在なのかなと。
大谷翔平 ジュニア用グローブ約6万個を日本のすべての小学校に寄贈へ | NHK | 大谷翔平
オンライン書店の今年のラインナップにも入っているものの、絵本は供給過多気味になるのが例年の傾向らしくて迷っている。
ちいかわ英会話 なんかいつの間にかしゃべれちゃうやつ
ちいかわの漫画に出てきたシーンから英会話のフレーズを学べる本!今は小学校での英語の授業が結構本格的らしいから、小学生に向いているかな。
自分で読みたいな〜と思いつつ、英会話が必要になる予定もないからなあと先延ばしにしてしまっている。
本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む
これは自分で最近読みました。作中で読まれている作品が教科書に出てくるくらいの時期に読んでいたら、授業で触れたときの感じ方が違いそう。
長く持って定期的に読み返したくて紙で買ったので、同じように自分の本として持っていてほしい。
このシリーズはWeb記事でもいくつか読めます。
本を読んだことがない32歳が初めて「走れメロス」を読む日 | オモコロブロス!
「山月記」を読めなかった男が1年半ぶりにもう一度読む日 | オモコロ
あなたのための短歌集
歌人の木下龍也さんが行っていた短歌の個人販売のうち、購入者から提供を受けた短歌から100首が書籍化されたもの。お題と短歌が1ページずつになっています。
今年の2月に行われた、木下さん出演のイベントへ行く前に読みました。お題としていろいろな方の想いが入っているから、少し大人向けすぎるだろうか。でも10代で読んでいたら響き方も短歌への関心もより深くなっただろうと感じたのも事実。
改めて調べてみたところ、この本の印税は学校や施設への歌集の寄付に充てられているそうです。つまり『あなたのための短歌集』を購入してブックサンタとして寄付したら、寄付のマトリョーシカのようになるということ?
おわりに
今年贈りたい本を4冊挙げてみたものの、実際に書店へ行ったら新しく気になる本も絶対ある。熱が入りすぎないように気をつけないといけないくらいで、もはや友人が白熱するのを見るのが楽しみ〜とは言っていられない。
ブックサンタには上で挙げた本の寄付やほしいものリストを通じた応援に加えて、活動運営費の寄付や継続サポーターとしての参加方法もあります。
この記事が取り組みを知る、参加する一助となれば幸いです。