震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

1200字からはじめる舞台感想・現場レポの書き方

舞台やコンサートの感想、いわゆる現場レポのブログ記事をたくさん書くうちに、記事の構成やタイトルのつけ方の型が定まってきました。

形式面で迷うことが減り、気軽に書けるようになってきたので共有も兼ねてまとめます。

舞台とコンサートはFilmarksのようなレビュー特化のプラットフォームがなくて、感想の気軽な読み書きが難しい!ただその分、星の数で採点されず書かれた感想記事を読むのが楽しい。

あくまで個人的な趣味でのやり方ですが、感想をまとめたい方の助けになりますように。

 

記事タイトル

(ジャンル)「公演名」感想

基本はこの形です。気分でポエムをワンフレーズ足すことも。

ジャンル部分に入るのは「ミュージカル」や「朗読劇」など。舞台作品は同名の原作や映画があることも多いため、自然と明記するようになりました。

また既に同じタイトルで上演されている場合は「再演」や年を入れるようにしています。あとは配信で観た場合に「配信」と入れるなど。

コンサートレポでは、タイトルで観た回(会場・日付+昼夜)がわかることを意識しています。各公演で変わる要素が舞台以上に多いので。

これまでに書いたものは、カッコの中にレポツイートで使われる略称を入れてツアータイトルの正式名称と併記する形にしていました。

 

書き出し

日付と会場、そして舞台の場合はチケットを取った動機から書き出すことが多いです。

○月○日、(会場名)で「公演」を観ました。

○○さんと○○さんの初共演!情報が解禁された時から楽しみでした。

ダブルキャストなら誰を観たか、どうしてその組み合わせの回を選んだのかもよく書いています。コンサートは基本そのグループに関心があって来ていることが前提ですが、舞台は人によって何を一番の目当てにしていたかの違いが大きいので。

出演者や原作など興味を持ったきっかけを書き、感想の前提となる自分の立ち位置を序盤で示すようにしています。

 

感想

区切りとして写真を使う

会場で撮った写真がある場合の使い方。

ダブルキャストの場合は特に、できるだけキャストボードの画像がサムネイルになるようにしています。現地では撮れなかったとき、名前と席を隠したチケットを撮って使ったこともありました。

写真を貼る位置は上で書いた「前置き」の直後に置くことが多いです。ここから本格的に感想ですよ〜、とわかりやすくなる気がして。

あとは「ここからはネタバレがあります」と注意書きを入れた後に写真を貼り、ワンクション代わりに使うこともします。

 

項目ごとに振り返る

幕間や帰り道にメモを箇条書きするようになりました。メモアプリや手書きを経て、記事の下書きにそのまま打ち込む形に落ち着いています。後から文章に整えやすい。

メモを残していないときや直後に書ききれていなかった部分は、大まかな項目ごとに思い出して書くことが多いです。

舞台

  • ストーリー
  • 演出
  • 出演者(の演技)
  • カーテンコール、アフタートーク

コンサート

  • セットリスト
  • 演出
  • MC

他にも、公演の前後で印象に残っていることがあれば触れます。「駅の出口を間違えて迷いかけた」や「帰りにこのお店で食事した」など。家を出て帰るまでが現場!

 

ツイートやHP、動画を引用

公式HPのあらすじやニュースサイトの会見記事を引用したり、自分や公式のツイートを見直して書き始めることもあります。観る前の予想や期待、観た直後の熱量を振り返ると感想を思い出すきっかけになるので。

自分のツイートは、リンクで記事内に埋め込むときと記事内の文章として書き直すときが半々くらい。埋め込みが多いと記事の読み込みが重くなるので、貼りすぎないよう気をつけています。

また最近は公式から公演のダイジェスト映像が出ることも多いですが、動画の引用は要注意。はてなブログでリンクを埋め込んだYoutube動画は自動で再生されることがあるので、事故を防ぐためにも記事の最後でひとつ貼り付ける程度にとどめています。

→すみません、はてな内で動画が自動再生される?というのは勘違いだったようです。

そういえば最近は埋め込み動画の急な再生がないけど仕様が変わったのかな?と調べてみたら、特に何も出てこなかった上に「自動再生させる設定方法」だけ見つかったので。

自動再生の設定がされたサイトを見ていたのか、誤タップしていたのか。

 

あえて「全部」は書かない

無理せず狭く濃く触れる

舞台コンサートどちらの感想でも大事にしているのは「全部は書かなくてもいい、むしろ書こうとしない」こと。個人的にはこれで大きくハードルが下がりました。

例えばメインキャストさん全員に言及する、セットリスト全曲について書くなどです。

スムーズに書けたときはともかく、触れていない部分の方が少なくなったからと無理に全体に言及しようとしたときは何度かつまづきました。(そしてそのまま下書きへ……)

以前は「触れなかった部分があると、そこを好きな人が読んだときに寂しいだろうから申し訳ない」と思っていました。でもそうして書いたものを後で読み直すと「どうにか絞り出した感」は自分でもわかってしまった。

相対的に熱意の薄い部分が伝わってしまう方が申し訳ないと思い、書きたいことは書きつつも狭く濃い言及を意識するようになりました。

後から追記してもいい

全部は書かなくていい、は「初回の投稿で感想の全てを出し切れなくてもいい」というニュアンスも含みます。

何か忘れてる気がすると詰まったことも、書いても書いても終われない〜となったことも両方ありますが。個人で投稿している分、公開してから修正や追記をしてもいいでしょうと割り切る(開き直る)ようになってきました。

他にも何を書くか何を書かないかで迷うことはあるものの、なんだかんだ記事として書く感想は「自らリンクを押した人が読んでくれる」ものだから自由にやろうと思い返すようにしています。

 

締め方

記事の最後の一文。どう締めるかを迷ったときは、「感謝」か「期待」のどちらかで着地させがちです。

パターン①(読み手や作り手への)感謝

  • 以上!感想でした。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
  • 改めて、千秋楽まで完走おめでとうございます。本当にお疲れさまでした!

もし作品や抱いた感想によってポジティブな雰囲気で締めることに抵抗がある場合でも、最後まで読んで貰えたことへのお礼なら違和感なく使えるはず。

パターン②(続編や関連作品への)期待

  • ○○さんの次回出演作「(公演名)」もチケットを取っています。そちらも楽しみです!

また締め方を問わず、役者さんの過去出演作や関連作の感想がある場合には最後にそのリンクも貼っています。

 

文字数

最終的な文字数は、引用を含めて1800字程度になることが多いです。1200字前後になることもあるし、長いときは3500字くらい。

4桁後半になかなか届かないと気にしたこともあるものの、自分に合っているのは原稿用紙3〜4枚分のボリュームらしいと体感で分かってきました。

 

感想を書く醍醐味

後から読み返す喜びや読んでもらえる嬉しさもありますが、書いているうちに感想が降ってくる瞬間が楽しいです。席で感じたことを改めて思い出したり、別作品や過去の経験との共通点に気付いたり。

感想を書いている途中で生まれる発見が定期的にあるので、自分の深層心理を宝探しする感覚で楽しく書いています。

みなさま良い感想ライフを!(私がたくさん読みたいので、よろしくお願いします)

 

スマホからはてなの目次を設定する方法、アプリでアイキャッチを変更する方法など更に具体的な書き方はこちらをどうぞ。