震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

同性の推しが撮られたことへの心の整理

こんにちは。

ジャニーズで担当しているグループ内のメンバーが主演をつとめ、推しの女性アイドルがヒロインを演じる舞台を観ました。

共演に浮かれたし、観劇も楽しかった。

東京公演でヒロインをやりきった彼女の演技(ダンス・発声・ビジュアルひっくるめて)を多くの人に知ってほしい!とブログに初舞台からの女優活動をまとめた記事を書いた翌日、彼女が共演者と撮られました。

夢の共演から一転して板挟みだった気持ちがやっと落ち着いたので、心境を書きます。

 

該当の件について、一部肯定され一部否定されている、以上のことは追っていません。

「公演期間中なのに」や「20代後半の男女の自由恋愛が否定されることがおかしい」といった意見があることを踏まえた上での、個人の気持ちです。

 

最初に思ったことは「兄妹の役どうしでもそういうことはあるんだ」だった。

演技上の恋愛感情やラブシーンの有無が私生活と一致しないとは承知していても、仲睦まじい兄妹を演じていた2人と白黒の画像は上手く結びつかなかった。

 

今まではいわゆるスキャンダル全般について、良くも悪くもそれほど気持ちが動かなかったんだけど。(誰でも何かしら脛に傷あると思うから) 

それでも今回、彼女を推す気持ちが揺らいでしまった。

ジャニーズの自担が目標と公言している「自分がMCのレギュラー冠番組を持つ」と、彼女が以前から宣言している「帝劇に立つミュージカル女優になる」を等しく応援していたのが、等しく思えなくなってしまったので。

アイドルとして全力で活動しつつ自分の夢も追う2人を重ねていたから、今回「撮られた」内容が彼女の目標である舞台と関連していたことがいちばん辛い。

いわゆるプロ意識でなくても、女優のキャリアを狭めたくないという思いでもってでも踏みとどまってほしかった。これは私のエゴです。

 

そして公演後の処遇はどうあれ、双方の事務所から今後入るだろう共演NGも辛い。私が、できる限り彼女の演技を見たいので。

事務所の方針自体の是非はともかく、これまでにも実際に起きていることだからどうしようもない。

またグループ内で彼女を慕っている後輩のことも知っているから、その子の心中を思うと胸が痛かった。

 

芥川賞の受賞後に何気なく読んだ『推し、燃ゆ』の、「これからも推し続けることだけが決まっていた。」というモノローグはすごいことだったんだと実感しました。

私が彼女を知ったのはたった2年前で、他にも趣味があって、彼女の活動の中でもほぼ演技の仕事だけ追っていたのを差し引いても。

ただ、推すのをきっぱりやめようとも思わなかった。

今は心の整理がつかなくとも、彼女がいずれ違う役で舞台に立ったときには観たい、と思います。その姿を目にしたら、もう一度推せるような気がする。

 

これまで自分が過去を悔やんだときには、好きな曲の歌詞「僕らもっと失敗したっていい 何度でもやり直せるさ」にたくさん励まされてきました。だから、自分以外にも同じ心持ちでいたい。

彼女が2019年の夏に舞台で口にした台詞「生きていたら、きっとまたチャンスがあるよ」も思い出しました。(正確には覚えてないから違う言葉かも)

彼女の舞台への想いは生きているから、またチャンスがある。やり直せる。

決して再起のチャンスといった傲慢な意味ではなく、私が彼女を以前と同様の熱量で推し直すためのチャンスがこれからあると信じています。