震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

「ジャニーズに浪費する女」になりきれないオタクの出費2019

劇団雌猫さんの『浪費図鑑』を読みました。感想と、触発されて娯楽費を振り返った話。

「○○に浪費する女」のタイトルでの寄稿が集まったエッセイ集です。実感したのは、自分はここまで突き抜けられない、ということ。

少なくとも今はまだ、金額面と行動力どちらにも同様のパッションはない!

でも突き抜けた方の寄稿に加えて約2000人による匿名アンケートも載っていて、そちらはリアルに参考になりました。

アンケートの自由回答、舞台に浪費した方の一節に「満足いくまで観たらロスにもならないことに気がついた。」 が印象に残っています。

私自身も観てから1年近くロスになっていた舞台があるので。(ここで過去形になるあたり、「◯◯に浪費する女」への道は遠い。)

あとは寄稿した方のペンネームが全て動物?のカタカナで統一されていて、実質匿名だったことが効果的でした。

個人のアカウント名やペンネームが出ていないことで、「この人Twitterで見たことある」みたいな雑念や予備情報なしに純粋な「浪費する女」の話として読めた。

匿名の狙いについては、pixivisionさんのインタビューでも触れられていました。

過激すぎて「インターネットで言えない」ではなく、インターネット上にある自分のアカウント……「住所」とは離れたところでしか書けない話をするってことに同人誌をわざわざ出す意味があったなと。

インターネットで言えないから同人誌で! オタク女子の愛の沼を覗く「浪費図鑑」「悪友」 中の人に聞いた - pixivision

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

 

 

感想は以上です。ここから簡単に2019年のお金の振り返り。

家計簿アプリの記録を元に年間の趣味・娯楽費の比率と、月ごとの支出グラフを出しました。

前提

・20代前半(会社員2年め)春から3年め

・都内一人暮らし

・未婚

・月の手取り:約20万 (浪費図鑑のアンケートでは、手取りの項目が「10〜20万」と「20〜30万」の刻み方でした)

 まずは年間の支出トータルの内訳です。

f:id:senyaitiya:20200107230156j:image

趣味・娯楽費の占める割合は、家賃に次ぐ二番め。

グラフ内のピンクはあくまで円盤やチケット代が中心で、いわゆるオタ活の諸経費はほぼ含んでいないから恐ろしい。

遠征の交通費は交通費に、現場の前後に友人や相互さんとお食事したときは交際費に振り分けていて、それでもこの比率になりました。

また逆に、毎月のSpotify課金や推しと関係ない映画の支払いも趣味・娯楽費に含んでいます。

そのため純粋なジャニオタの支出まとめではないですが、参考になれば幸いです。

グラフ内の「現金・カード」項目が貯金用口座への移動にあたるものの、なんだかんだそこからも少しずつ使ってしまっている。

あとはいちおう別で入社後の給与から積み立てと持株もしています。

 

次に月ごとの出費。2019年各月の趣味・娯楽費を確認して、Googleスプレッドシートでグラフ化しました。

f:id:senyaitiya:20200107231427p:plain

合計は約52万円。平均で月4万5千円でした。

特に額の大きい7月は、夏のツアー(2公演×2連)の支払いがメイン。

加えてA.B.C-Zとのコラボがあった東京ジョイポリスさんの年間パスポートを購入していました。

あとは、9月にあったSKE48の握手会に向けてシングル「FRUSTRATION」の購入を2枚。名古屋・栄のグループだけど関東開催の回に行ったので、握手の遠征費はなし。

コンサートに参加した8月の出費が平均程度に収まっていたのが意外でした。

入ったのは予定の2公演と同行1公演の3回、うち1回が泊まりがけの遠征。

ツアー会場では、物販に加えて会場予約特典5種のためにシングルを5枚予約しています。

グッズは グッズレジ(仮) さんでツイートしていたおかげで確認できました。グッズレジさん、お世話になっております。

f:id:senyaitiya:20200108190949j:image

次いで高額の1月は、3月にあった自担の主演舞台のチケットの支払いが中心。

逆に飛び抜けて低い4月の出費は、映画(A.B.C-Zの5人が主演したドラマの劇場公開)を2度観たくらいでした。

資格試験があり遊びを控えていたことに加え、5〜6月に向けての支払いが発生していなかったことが大きいです。

 

趣味が主に舞台で次にコンサートのため、現場の1ヶ月前に支出が増える。連番分をまとめて振り込み、当日に現金で受け取るケースが支出を増やしていることがわかりました。

もちろんその逆もあるので、平均すると同じくらいになっているはずなんだけど。

できるだけ公式の手段(先行と一般)で取れなければ縁がなかったと思うようにしているので、このくらいの額で済んでいるのかもしれない。

金額自体はそこそこだと思うものの、なんとなく中途半端「浪費です!」と言うには及ばない気がする。『浪費図鑑』の読後で感覚が麻痺しているだけ?

どちらにしても、数年前の自分が見たらアイドルへの支出額に驚きそう。

 

最後に。金銭管理は家計簿アプリでネットバンクとクレジットカード、電子マネーを連携するのがおすすめです。自動で履歴が更新されて、毎月グラフになる。

あとさりげなく助かっているのが、「一人暮らしで月に食費どのくらいかかってる?」というような会話の際にさらっと確認できること。把握できているとかっこいい気がするので。

お金の管理が気になっている方、新年を機に家計簿アプリを始めてみませんか?(唐突なプレゼン)