震えてるのは君のほう

アイドルと舞台 A.B.C-Z

日プを終えて

PRODUCE 101 JAPANが終わりました。まずはJO1としてデビューが決定した皆さん、おめでとうございます。そして全員、お疲れ様でした。

私は10月末に初めての投票をした途中参加組の国民プロデューサーだったけど、とても濃厚な約ひと月半でした。どこかお祭り気分で参加していた11人への投票とコンセプト評価の曲選び、迎えた第2回順位発表後は1pickの応援に注力。そして第3回順位発表で1pickが脱落してからのファイナルまでは一瞬のように感じた。

 

コンセプト評価期間、日々の投票+マイスタ+Youtube再生が切り離せない毎日だった。1pickを応援したい気持ちで動いていたのは前提だけど、することと期間が決まっていて、明確な数字が結果になるから続けられた。

だから逆にいうと、デビューには相手を練習生から他の音楽グループに変えて期限のないふわふわしたオーディションを続けるような側面もあると思っています。別で事務所所属のアイドルを応援しているから、新曲や円盤、現場の喜びだけを純粋に享受するのはときに難しいことを実感している。

芸能活動とその応援は数字へのプレッシャーを避けて通れない、というのは普通に国プ皆の知るところではあると思うんだけど。11人のうちの誰かを応援していても手放しで喜べない、そして不安を表に出しにくい、というような辛さも想像できる。ということを言いたかった。

 

中間発表でほぼ順位が動かなかったのを見てからかな、応援していてどこか違和感を持つときがあった。オーディション内の様子より、本人の過去の活動の方に魅力を感じてしまうというか。順位を上げてデビューするところを上手く想像できない自分に罪悪感を持ったけど、今なら理由がわかる。

決して実力や年齢、経歴の問題ではなく。課題曲や衣装が(私の思う)彼の魅力を活かし切れていない気がするという不安の正体は、「彼はこのオーディションが求めているグループのカラーに合っていない」という感覚だった。結果が国民プロデューサーの投票に拠るものとはいえ、曲や衣装は全て運営が提示したものなので。

TwitterやOCの同pick(使い方合ってるかな)が順位の急上昇を信じて目指す中で、私自身は彼にソロか片手で足りる程度の少人数グループで活動してほしい気持ちが大きくなっていた。その中で応援を続けるために、密かに少しずつ目標をシフトしていた。

デビューできて彼の夢が叶うのが最高であることを前提に、一旦はデビュー評価圏内を個人的な目標に。「日プのファイナリスト」になっても少しでも有利なフリーにするために、最終順位と知名度を上げることを目指した。オーディションで伝わりきっていないと感じた彼の魅力を、微力でもアピールしたり。

 

12月5日、1pickはセミファイナリストになった。

第2回の順位発表で「届かなかった練習生にもコメントをさせるなんて、どうしてそんなことを」と感じたけど、いざ最後のコメントを受ける立場になってその重要性を心から理解した。脱落をきっかけに芸能界を諦める可能性を恐れていたので、夢を諦めない意思を放送内のコメントで聞けて本当に安心した。

コメントがなかったら、最初のSNS投稿があるまでの数日間に気持ちが折れていたかもしれない。

目標の変化という名の心の準備をしていたから、順位発表後の放送はどこか冷静に今後のことを考えていた。1pickのプロデュースから降ろされたけど、最終的に完成するグループの国民プロデューサーでいることはできる、というようなことを思っていた気がする。

完成するグループの色に沿うことを重視して投票する練習生を選んだ。1pickが「○○を輩出したオーディションのセミファイナリスト」として箔が付くような良いグループにするためにも、という下心もありつつ。

決め手は以前、その練習生が1pickな方々の「作詞作曲の経験あります」というツイートを見ていたことだった。やっぱりメンバーの作る曲は、見る側も思い入れが違う。

とはいえそれを公言はせず、1pickへの投票を手伝ってくれた数人へお礼のLINEをして日付の変わる直前に慌ただしく投票した。お礼をしたいというのも当時の私のエゴだったから、言われた方も返事に困っただろうと思う。申し訳なかった。

(実際ライングループがひとつそこで止まっている。グループ内にもうひとりいた国プは上位常連メンバーを1pickにしていたので余計に。彼はこの度無事にデビューが決定した、本当におめでとう)

そのひとりを選んで投票した決断に悔いはないけど、だからこそファイナル後に「○○くんが居ない」旨のツイートを一度したことは悔やんでいます。それは第3回順位発表後に一度でもそのメンバーに投票した人だけの台詞だった。

できたグループにも、全ての練習生にも負の感情はありません。

 

そして、練習生への誹謗中傷が存在したことについて。この話を避けて終えるわけにはいかなかった。カタカナで書けるような軽い言葉で言い換えられることで犯罪が増える、と以前何かで読んだので、アンチとは言えない。

普通にTwitterを番組名で検索するだけで、攻撃的な発言の一部を目にしていた。見てしまったそれらのアカウントはできるだけ周辺もたどって報告していたけど、メンバー辞退の告知で無力を突きつけられた。自分の視界から見えなくなったことで、現実を正しく知らなかっただけの結果になったかもしれない。

自分は練習生の国籍や元の所属を貶すアンチとは違う、運営と(該当者)の姿勢の問題点を指摘している、と主張するアカウントもあった。その主張もアカウント報告の過程でいくらか目にしたけど、表立った攻撃の理由になるものはどこにもなかった。

国民プロデューサーに許されているのは、問題があると感じる練習生がいれば別のふさわしいと思える人物に投票。運営に問題があると思うなら、SNSではない公式の問い合わせ先に連絡。最後に、プロデュースそのものから離れる。これだけのはず。

むしろ主張のない、漠然とした感情の方が問題なのかもしれない。以前「○○くんと、あと1人いいなと思う子に投票して」とお願いした家族から「○○君にしたよ!○○君もかっこいいけど、やっぱり日本人がいいかなって」と返ってきたことがあった。投票された練習生を否定したくない気持ちもあって、何も言えなかった。

国の問題に関してはフラットであることを知っているから、本当に「出身地の都道府県が同じ子にした」のような気持ちだったはず。そういうふわふわした感情が薄く広い範囲に存在することを、終盤に辞退した3人は感じ取っていたのかもしれない。漠然とした感情だからこそ、未だにどうしたらよかったのかわかっていません。

 

ひたすら重い話になってしまったけど、この文章の最後は感謝で締めさせてください。日プに参加できて、本当に良かったと思っています。

1pickは本当に最初からすっと決まって、最後までぶれなかった。むしろ今も。ジャニーズの担当のときは最初に少し迷いがあったのに(定まってからはひと筋)。

コンセプト評価まで残ってくれてありがとう。コンセプト曲のパフォーマンスも、リーダーを務めた姿も、姫ビジュアルセンター決定戦で誕生した最高の女性も、LINEスタンプでの笑顔も、リアルタイムに見ることができました。やったね。

デビューへの夢を共有しきれなかったけど、これからを応援させてください。

 

教科書通りにはいかなくても、君に出会えてよかった。

 

2019.12.14