SKE48×大人のカフェのコラボ公演「コント劇 今夜、あの橋の下で。」を観てきました。5月の握手会以来の惣田紗莉渚ちゃん。
ちょうど握手会の前後がモバイルゲームPassion For Youで出演者リクエストだったので、登録して投票していたのが懐かしい。
本番までの期間にSHOWROOM配信が5回あったのも楽しかったな。チケット申し込み方法が発表されて、グッズの紹介もあって。皆の呼び名を決めたり、お稽古のあとに焼肉に行った話の回もあった。
台本の初稿が上がって「惣田さんは橋好き、ブリッジマニア女子の役です!」と発表があったときは、うすた京介作品のヒロインの設定にしか思えなくてどうなるかと思った。
当日の手荷物検査のとき、暑かったのでつば広の帽子を被っていたら関係者受付のスタッフさんに「すみません、関係者さんですか?」と聞かれました。もしかして一瞬メンバーに見えたってことかな?とテンションが上がったけど、普通に20代の女性が相対的に珍しい+自由席なのに開演15分前に着いたからだと思う。
初めての原宿クエストホール、ステージがあってひたすらパイプ椅子が並んでいた。パイプ椅子で休憩なし2時間半、なかなかの苦行だったから体力をつけようと思った。この夏は運動します。(あと2日目も会場は寒かった…!)
ホールに入ったらSKEとは特に関係なく「何回だって告白しよう〜」って男性ボーカルの歌がかかっていたから不思議に思っていた。調べたら「一生分のラブレター」って曲でした。
加えて本編でもサカナクションの曲が使われるとは。曲だけじゃなくて山口一郎さんの言葉もスクリーンに映し出された。脚本担当だった伊達さんの趣味かな。昔の苦手だった知人がサカナクションのファンだったから流れたときは微妙な気持ちになったけど、なんだか今回のインパクトで「新宝島といえば恋クション」と塗り変えられた気がする。
コントは「葉っぱのリーフと風の旅」がものすごく印象に残っています。本当になんだったんだ!2回もあったし若干トラウマになった…。ここで大人のカフェさんが本来ブラックな作風なんだと実感した。「元の姿に戻してください」さんが幸せになっていますように…。
当日までコント劇ってなに?と思っていたけど、確かに劇中にコントが挟まっていた。しかも伏線として。もはやコントという名の劇中劇だった。伏線ってほどじゃないのもあったけど、オムニバスが最後に繋がるって点で伊坂幸太郎作品のような楽しさがありました。
それとコントのおかげで選抜された5人の出番がストーリーに縛られず均等になっていたし、5人それぞれいろんな衣装が見られた。さりなちゃんの妖精さん衣装もとっても可愛かったし、前回の出演作「トリッパー遊園地」でのセーラー服とはまた違った上品な紺の制服姿を見られたのも嬉しかった。恋クション最高。
松本慈子さんもコントの制服姿と本編の探偵助手とのギャップで印象に残っています。お姉さんって感じの包容力がある〜!と配信のときから思ってたんだけど、改めて調べたら竹内彩姫さんと同じ99年生まれでびっくり。大人の魅力…!
「舞台に立ってる惣田紗莉渚」ってだけで既に泣けたし最初の台詞が「生きてたらいいことあるよ!」だったからトリッパー遊園地との対比で涙出た #あの橋
— 春🐈 (@ps2310201) 2019年7月26日
さりなちゃんの最初の出番は「橋から飛び降りるつもりのない人々を一方的に止めたがる若者」だった。笑うところだったんだけど、舞台用の声の出し方で発せられた「生きていればきっといいことあるよ!」の台詞が前作と対照的に思えて泣けちゃった。戦争に向かう人に「生きて帰ってきて」と言えなかった場面があったので。時代が変わったことを、月並みだけど平和のありがたさを感じた。
一瞬しんみりしたけどそのあとはすっかり笑って過ごして(妖精さんと橋マニアと「あの橋」の答え合わせの勢いで全部吹き飛んで)、アフタートークも楽しみました。エゴサーチしてなかったさりなちゃんは純粋。
この作品のおかげで前向きになれました、という意見が上がったのもぐっときた。他の要素がたくさんありすぎて主題以外が印象に残ってしまっていたから「この劇で救われたって人いる?」に手を上げられなかったけど。
その感想が取り上げられたことで、改めてシンプルに作品を受け止められた気がします。
お見送りでさりなちゃんに「衣装かわいいです〜!」って言えました。嬉しい。一瞬気づいてくれたような顔をしてくれていたような気がする(みんな言うやつ)。
ともしさんのVTRはすっごくお腹がすきました、六本木の餃子de巴里に行きたい!