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舞台「イン・ザ・プール」感想と、内くんのこと

池袋あうるすぽっとで舞台「イン・ザ・プール」を観てきました。感想と、作品をきっかけに内博貴さんの魅力を知ったことについて。きっかけは奥田英朗さんの原作を読んだことがあって気になったからだったんだけど。

原作は数年前に読んだきりだったけど、観ているうちにどんどん思い出してきたくらい忠実に作られていました。もともと冒頭と最後くらいしか覚えてなかったけど、結構危ない橋を渡ってた話だった。二人芝居のあいまを埋めるような録音のナレーションでは、ちょっとだけ「トリッパー遊園地」の雷に打たれるシーンを思い出した。

でも区民プールの開館時間を電話で調べていた場面とか、忠実になぞりすぎていたような気もする。調べたら小説の初版発行が2002年だったから、当時は電話だけど。変えなかったのは検索してる姿が舞台的に映えないからかな。30〜40代の男性ってそういう感覚どうなんだろう。直接聞いた方が早いって気持ちもあるんだろうか。あと職場に「外出して直帰!」と伝えてそのまま泳ぎに行くところは半休取って〜!と思った。出版当時はそのへん緩かったとか?業界の問題?(編集の皆さんすみません)

渡辺徹さんの伊良部先生、原作からのイメージより清潔感とかわいらしさがあった。渡辺さんの魅力でした。元々もう少し若い30代くらいの先生をイメージして読んでいたから、さらに愛嬌を感じたのかもしれない。

看護士のマユミは小池栄子さんで想像していたから、今回ばっさり描写を削るのかな?と思ってたら骸骨の模型がナース服を着ていた。最後の注射シーンでシルエットのダンスシーンを披露していた女性には、マユミのイメージとはまた違ったスレンダーな魅力がありました。その注射シーンや、水泳シーンでの内くんのダンスにも圧倒された。ダンスには疎くていつもはミュージカル等でも歌や演技に注目しているけど、それでも凄かった。よく踊りの上手い人のことを「関節がたくさんある」って言うけど、初めて意味を実感した気がする。長い手足があんなになめらかに動くとは。

個人的に面白かった演出は、先生が黄色いポルシェに乗って来た流れの場面。舞台上での視力検査台にかかっていた紙(あのCみたいな記号が書いてあるやつ)を渡辺さんがめくったら黄色いポルシェの写真が出てきた。舞台を通して唯一視力検査台が使われたシーンだったと思う。そのとき渡辺さんの着ていた黄色いシャツは似合っていたし、全体的に衣装と小物が楽しかった。どうぶつ柄のビニール水泳バッグや、デパートの店員さんの虹色タイトパンツとか。

 

ここから本格的に内くんかっこいい〜!の話をします。

 

内博貴さんは王子様みたいな容姿に気の弱さと(良くも悪くも)男らしさが同居した演技で、包容力もあって、1時間25分に夢が詰め込まれていた。奥さんと会話するときの「そんなんじゃないよォ〜」みたいに聞こえる気を許し切った語尾と、脚立の上で立ちすくむ伊良部先生への「黙ってろおらあぁ!!」の差がジェットコースターみたいだった。奥さん役は渡辺徹さんの女装なので、渡辺さんの役切り替えの早さに目を奪われつつ目の前で内くんへのリア恋に落ちかかってるオタクに余計なことを考えさせない優しい設定。

 

 

内くんを初めて見たのは、公演の1週間前に番宣で出ていたえびちゃんずーのデコチャリ回でした。(それまでにも「船長」とかで何度か出演していたのは知っていたけど、ちらっと映った過去映像の船が漠然と想像していた10倍くらい手作り感が強くてびっくりした。)ホームセンターで花の苗の前でヤンキー座りする姿や、メンバー手作りのデコチャリに苦笑しながら乗ってくれたところを見てから舞台に行った。私への番宣効果は抜群でした。もともとチケットは取ってたけど、ギャップでの魅力底上げって意味で。

 

 

軽くて荒っぽいところもあるけどなんだかんだ器が大きい関西弁のお兄さん(おじさんでも)、完全に好きだ。生瀬勝久さんのファンだから、同じ系統で好きなのかもしれない。と思っていた中でさらに舞台で演技とダンスを直接観て、観終えた日に読んだwebも好きな文章でした。春先にEndless SHOCKに行けなかったのを悔やんでいたけど、今は内くんを知ってから観られるので最高!と思える。内くん沼はきっと30度の温水プールです。