震えてるのは君のほう

You’re Dream Maker.

ありがとう、ふみたつ交換日記

ジャニーズwebの特別企画「ふみたつ交換日記」が最終回を迎えました。A.B.C-Z絡みで交換日記企画というと、2018夏ドラマ「トーキョーエイリアンブラザーズ」記念企画の伊野尾さん&戸塚さん以来。キャラに寄せた少しぎこちないような会話がメールで届いてたのも懐かしいな。

今回は辰巳さんの魅力に気づかされた交換日記だった、辰巳担さん的にはどうだったのかすごく知りたい。河合くんは普段自分の更新で見せてるのと近いテンションで辰巳さんに向かい合ってて、いつも通りの安心感があったんだけどね。

辰巳さんの河合くんへの語り口調の魅力はどこから来てるんだろう。個人的な好みに刺さっただけかなあ。これはリア恋〜!と思ってふぉ〜ゆ〜の連載も見に行ったんだけど、文体がなんだか違った。対河合くんでないとあの絶妙などきどき感は生まれなかったので、きっと辰巳雄大から河合郁人への親愛ゆえなんでしょう。私もし辰巳さん担として読んでたら交換日記で急に違う顔見せられて今の10倍くらい動揺してたと思う。

頑張るを顔晴るっていうの居酒屋チェーンの社長さんとかのイメージがあったから、辰巳さんが使っててびっくりした。ショウヘイのビジュアルじゃない素の辰巳さんの第一印象が1月8日の横アリ見学だから、あの時の服装からサブカル系のイメージが強すぎたのかもしれない。顔も小さいし(顔は関係ない)あと交換日記は置いておいて、辰巳さんの個人の連載はA.B.C-Zで例えるなら戸塚さんの文章の雰囲気に似てる気がする。

交換日記の大好きな回は3月17日【たつ】であった河合くんの笑い声文字起こしです。伝説が生まれた。親友は容易くウキャキャキャって言わない。やっぱり笑い声でビジネスも狙ってるから。アラームの音出たらダウンロードします。【ふみ】の回のお気に入りは3月15日の高校の思い出話かな。舞台初日に高校時代の担任の先生の話!?って。笑

それと高校の先輩後輩の関係だったというのもまたぐっとくる、高校時代のエピソードはテニスの王子様黒羽春風天根ヒカルの映像で浮かんでた。さらっと信頼関係をうかがえる感じ。俺たちゴールデンペア!もいいな。派手に動く菊丸(河合)と背を支える大石(辰巳)みたいな。

あと3月25と26日のやり取りで出てきた辰巳さんの好きな焼きそば、読んでたらお酢かけた焼きそば食べたくなって2回中華料理屋さんに行きました。(1回はリンガーハット油そばお酢かけるのは前から好きだったんだけど、中華のあんかけ焼きそばにもかけるようになった。

このときのツイート、ちょっとだけ辰巳さんの文章に寄せてる。笑

あと写真も顔の写ったものがFC限定でなく出ていて、贅沢だったな。楽屋の様子もあって、しかもお互いに撮り合っているというプレミアつき。今日の更新もそれぞれ載せているツーショットの表情の違いが微笑ましかった。

舞台「トリッパー遊園地」が前提にあるのはもちろんだけど、約1ヶ月ふたりのやり取りを文字で読めたのがとても楽しかった。ふたりが最後に続けたいって言ってくれたのも嬉しかった。公開でなくてもノートとかでそっと続けていてほしいな。そして1冊分の量になったあたりで出版を…あとは雑誌連載にお引越しなど、切実に…。

河合くんと辰巳さん、そして交換日記を企画と実施してくださったスタッフの皆様、改めてありがとうございました。本当に楽しかったです。

 

PS.河合さんへ。交換日記ラストで読者に向けても挨拶してもらったとき、普段のふみブロと全然違うかしこまり方でびっくりしました。あと辰巳さんの話をいっぱい書いたけど、推し変はしてません。河合担が辰巳さんを好きになるのは、自担に似てきている担タレ現象なのでセーフです。そこのところよろしくお願いします。

 

ミュージカル「ハル」感想

4月6日にミュージカル「ハル」を観てきました。

もともと栗山民也さんの演出する舞台を何度か観ていて、さらに薮宏太さんと七五三掛龍也さんはそれぞれの所属グループの気になる存在だったので。

桜と赤坂ACTシアター。綺麗だった。

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グローブを提げた主人公の旅立ちを感じさせるキービジュアルから、自立がテーマの爽やかな青春ものを想像していたら相当重い話だった。

最初の「ハル……ハル……」って音楽で、これは癖が強いぞ、と覚悟しました。脚本の癖と多すぎるテーマについていけなかったというのが正直な気持ち。

話のテーマが多い上に、シンプルに登場人物が多い!これまでに観た舞台で一、二を争うくらい舞台上の役者さんが多かった。

1幕は爽やかな印象だったけど、後半どんどん混沌を極めてしまった印象。個人的には主人公と彼の友人と家族の成長、くらいでちょうどよかった気がします。

「閉塞感から脱却しようと足掻く大人たち」と「町の復興」が置いてきぼりになって全体的に中途半端に見えてしまったような。特にサンドバックちゃんと落ちこぼれ先生、派遣切りのあたり妙に生々しくてしんどかった。

あと敗走するハルを携帯で撮っていた町の大人たち、結局人の痛みに鈍感なままなのでは。

でも皆ここから、スポーツに限らずそれぞれの夢中になれるものを見つけられたらいいな。(前向きになれるものってスポーツだけじゃないはず、というインドア派の主張)

 

役者さんについて。

薮宏太さんはとにかく声量がすごかった。歌が上手い!顔が小さい!スタイルがいい!

七五三掛さんとの廃墟でのぶつかり合いが印象的で、「マリー・アントワネット」のマリーとマルグリットが本気で言い争うシーンを連想した。

欲を言えばしめちゃんのソロの歌をもっとしっかり聞きたかったな。二人とも本当に高校生に見えました。

北乃きいちゃんは、こちらも廃墟でのシーンが彼女のアヴァンギャルド性が全開って感じで格好良かったです。

(マユの役のイメージはPDキュートのアバ強めっぽいな、北乃きいさんは真っ白のTシャツにラベンダー?くすみピンク?を羽織れてるからパーソナルカラーはきっとブルベ夏。でもはっきりした色も似合いそう〜、とか考えてた)

彼女の登場からの突然のアンダーグラウンド感にはものすごくびっくりした。そのあと試合の直前に突然のよさこい?が始まった場面もびっくりしたけど。

 

あの廃墟での前衛的なダンスは「用が済んだら(=心臓が移植されたら)捨てられる」ことを示す伏線だった?たしかに粗大ごみを率いる様子に人ならざる感じはあった。

彼女の正体が主人公に移植された心臓の持ち主、つまり幽霊とは全く予想できなかった。試合の直後はここからどう終わらせるのかと不安になっていたくらい。

改めて思い返すとたしかにマユと他の登場人物の会話はなかったけど、触れられる幽霊なんている!?!?って気持ちがどうしても先に立ってしまう。

 

ただハルに正体を明かしてからのマユは吹っ切れたような清々しさがあって、堂々としていて素敵でした。歌声がディズニープリンセスみたいだった。

母親役の安蘭けいさんも、地味な服装をものともしないオーラがありました。ハルが試合に出ることを母親に伝えたとき、手を掴んでくるくる回ってた場面が好きだった。

高校生男子が実際に母親とくるくる回るかどうかはわからないけど(たぶんしない)全体的にどの登場人物も笑顔が少なかった中で、貴重な明るいシーンだった。

あと好きな場面はハルと祖母の会話。自分もしたいことをしているだろうか、好きなことを追って駆け抜けていつのまにかおばあちゃんになる人生にしたい…と考え込んでしまった。

それとマユの父親が最後に頼んだこと、泣きました。何度か泣きそうになったところはあったけど、ここで本格的に涙が出た。

心臓移植がテーマのひとつなだけあって1幕から心臓の音が何度か使われていたけど、去年同じ赤坂ACTシアターで観た「コインロッカー・ベイビーズ」も心音が重要なモチーフだったので(主人公が受けた精神治療で使われた音)それを連想した補正もあったかもしれない。

生演奏だったところも当時と同じだったけど、今回はステージ裏じゃなくて前でやってたので指揮者さんと演奏を見る楽しさもありました。

 

前半こそ見終えてからのモヤモヤを文章にしていたけど、こうして書くうちに好きだった部分もたくさん浮かんでよかった!

これから薮さんと七五三掛さん、北乃きいさんや安蘭けいさんを意識して見てみようと思います。

また臓器移植について移植者に提供者の情報は知らされない(プライバシー保護のため)という知識があって作中の描写にフィクションとはいえ違和感を持ったものの、調べてみて「移植コーディネーターは移植者の経過報告や感謝の手紙を仲介できる」と知ることができました。

臓器提供後のドナー家族への支援|日本臓器移植ネットワーク

 

今回いわゆる「ジャニーズの外部舞台」として見たとき、大御所演出家による(アドリブや内輪受けの台詞もない)シリアスな題材だからと「良い仕事、良い舞台」に違いないと期待していた自分への反省はあります。

良いと思った部分は、決してそれらの条件で構成されていたわけではないので。上に挙げた要素を持たなかった舞台にも、大好きな作品はあります。

何事にも自分の心が動くかどうか、それこそ命が歌い出したい気持ちになっているか、を大切にしたい。そう感じました。


舞台「トリッパー遊園地」から見た戦中の相撲

舞台トリッパー遊園地、東京公演が終わりました。第二次世界大戦中にタイムスリップする青年の話。

台詞に出てきたお相撲の行司と、戦時中の相撲について調べてみました。ジャニオタやってて行司の家元について調べる日が来るとは。

 

「自分は、しきもりいいのすけを心から尊敬しております!」

「ワタシはきむらしょうのすけ派だよ〜!」 

スエ子のお父さんとディーノさんのやりとり、観た公演では毎回笑いが起きていました。観客の年代や趣味の広さを改めて実感した場面。

正確には「式守伊之助(いのすけ)」と「木村庄之助」でした。木村庄之助が行司界のNo.1、式守伊之助はNo.2。

当時の人気行司かと思っていたら、行司の最高役職「立行司」の襲名する名前だった。

作中の昭和20年(1945年)当時は、18代式守伊之助と21代木村庄之助が活躍。21代木村庄之助は、立行司までの出世が特に早かったとのこと。 

2019年現在は41代式守伊之助(2019年1月襲名)、木村庄之助は2015年の37代引退から襲名者不在となっています。

あくまで相撲における主役は力士。名脇役として後世に大きなエピソードを残さないのが良い行司なのかもしれない。

 

第二次世界大戦中も、大相撲場所は続いていたそうです。戦時中の数少ない娯楽だったと知ったことで、作中の相撲に関する台詞に年配の方から起きた笑いが重く感じられました。

子供たちが体を鍛える場面、大人どうしが体当たりでぶつかって打ち解ける場面でも登場した相撲は「トリッパー遊園地」において物語の鍵だったといえそう。

鍛錬になるという理由から、戦時中でも不謹慎とされない息抜きだった相撲。現在も平和に楽しまれていることに有り難さを感じます。

 

【参考】

行司一覧 - 日本相撲協会公式サイト

木村庄之助 - Wikipedia

式守伊之助 - Wikipedia

戦後70年「大相撲と戦争」 | 取材レポート | インターネットミュージアム

「戦場と相撲 ─日中戦争期の大相撲と兵士─」胎中千鶴

https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20171201105147.pdf?id=ART0010619467

 

トリッパー遊園地 文字起こし

舞台「トリッパー遊園地」劇中歌の歌詞を個人的に記録しました。マサヒロとショウヘイのデュエット(ショータイム後半)の一部パートはマサヒロ:紫、ショウヘイ:黄色で色分けです。

 

【オープニング】

うつむかないで さあ顔を上げて

始めよう 掛け声から

あの空をごらんよ あの太陽をごらんよ

いつも変わらず輝いてる

夢を諦めちゃだめなのさ 大事な明日があるんだ

僕ら涙こらえて生きている 生きていくのさ

トリッパー遊園地 トリッパー遊園地

みんなの夢さすべてがここにあるのさ

トリッパー遊園地

 

 

【1幕・正彦】

遠く離れていても 忘れられぬあなたのことを

微笑むえくぼと あたたかいまなざし

ふるさとの川は今でも静かに流れてますか

初めて出会った日から変わらぬ思いをずっと

生まれた日本に あなたのそばに

生きて私は帰る

ふるさとの空は今でも 小鳥が遊んでますか

会いたい あなたに会いたい この声聞こえていますか

生まれた日本に あなたのそばに

生きて私は帰る

 

 

【1幕・ユキ】

遠く離れていても 忘れられぬあなたのことを

厚い胸板と優しいぬくもり

初めて出会った日から幸せすぎて怖くて泣いた

戦争の悲劇が降りかからぬように祈った

お願い生きて帰って まだ見ぬこの子を抱いて

同じ星を見上げて 同じ夢を見ていた

どうぞご無事で どうぞご無事で

生きて私の元へ

 

 

【2幕・マサヒロ】

誰かさんと誰かさんが麦畑

チュッチュチュッチュしている いいじゃないか

僕には恋人ないけれど

いつかは誰かさんと麦畑

 

スコットランド生まれの唱歌「故郷の空」と、ドリフターズのヒット曲「誰かさんと誰かさん」|Extra便|TAP the POP

 

【2幕・マサヒロ】

うつむかないで さあ顔を上げて

始めよう 掛け声から(ほら1・2・3!)

諦めないで さあ勇気を出して

形にしよう 今すぐに(せーの!1・2・3!)

あの空をごらんよ あの太陽をごらんよ

いつも変わらず輝いてる

夢を諦めちゃだめなのさ 大事な明日があるんだ

僕ら涙こらえて生きている 生きていくのさ

 

 

【2幕・マサヒロ】

なんだい内気な顔して 最近笑ってねぇだろう

どうしていいのかわからないのかい 俺に任せとけ

夢や希望ってやつを教えてほしくないのかい

怖がることはないんだよ 俺はDream Maker

嬉しい楽しい幸せを感じるのは

どんな時だかわかるかい

うつむいてたって目に入ってくるのは

ごみとか石ころばかり

だからまっすぐ前に目をやって

そこに散らばった喜び掴み取れ

きらめきハッピードッキリのスマイル

涙は見せないキラキラのステージ

前を向け 上を見ろ 降り向くな 夢を見ろ

I’m (Ah) Dream Maker

 

【2幕・ショウヘイとマサヒロ】

どうだい夢を見てるかい こんな時代の中でも

怖がることはないんだよ 俺はDream Maker

救いのないうつむきがちな世界で

生きていくのかい今のまま

暗い時代に暗い顔していたら

心は凍りついて死んじまうさ

だから心開いて オープンにして

ワクワクする気持ちで包み込め

 

きらめきハッピードッキリのスマイル

涙は見せないキラキラのステージ

前を向け 上を見ろ「やめろよ!」

降り向くな 夢を見ろ「ちゃんとやれ!」

I’m (Ah) Dream Maker

きらめきハッピードッキリのスマイル

涙はいらないキラキラのステージ

前を向け 上を見ろ 降り向くな 夢を見ろ

I’m (Ah) Dream Maker

 

 

【2幕・ハル】

桜の花を見ると ただ泣けてくる

あなたとお別れした 春がまた巡り来る

さよならも言わないで どこに行ったの

 

「山ノ内ショウヘイさんのお宅ですか」

「はい」

「山ノ内ショウヘイさんですか」

「私ですが」

「おめでとうございます!」

 

置いてきぼりの私に気づくたび

立ち止まり 振り返る あなたを覚えてる

幸せな日々を 忘れ去るまで

桜は私の大嫌いな花

 

 

(補足)

間違いや他の聞こえ方などありましたらTwitter等でご連絡ください〜

https://odaibako.net/u/senya02845498

 

 

MADEのバーチャルジャニーズが見たい

MADEちゃんたちバーチャルジャニーズやっちゃいなよ〜!の話。SHOWROOMさんからお花が届いた方がいたりして、第2弾の話題も見かける中でいわゆる「推しにバーチャルをやってほしいか問題」を考えてみた。

MADEのバーチャル、見たいです。舞台も控えているのに贅沢かな。第2弾以降が他のグループから決まるなら、YoutubeのJr.チャンネルに参加してないジュニアから選ばれそうだけど。

外見と設定のあるキャラクターを、一から演じていくところを見たい!秋山さんと福士さんが昨年出演したコインロッカー・ベイビーズは再演からの抜擢、今度の主演舞台もノベルゲームアプリが原作なので。

コインロッカー・ベイビーズの初演でふたりの役を演じていた芋洗坂係長と真田佑馬さんの存在はきっととても大きかったし、次の舞台もそれぞれの役に声優さんの演技という土台がある。

コイベビからMADEを知って、4人を好きになって、来月のグループでの主演もとても楽しみです。だからこそ、「お手本」または「越えるべき壁」のないキャラクターを自由に解釈して演じる過程も見てみたい。

もしバーチャルジャニーズを担当したら藤原丈一郎さん、大橋和也さんと比較されるのは確実だけど。ふたりが作ったハードルは高い!スタートダッシュにも続投にも、それぞれの不安があるよね。

やっぱり初代はレジェンドになるもの、シリーズ15年選手のプリキュアも未だに初代が至高という声が大きい。私も初代プリキュアは妹と見てたし懐かしいけど、どちらかというとマックスハート派です(きいてない)

福士さんは凄く天然と聞いたことがあるので、(具体的なエピソードはまだ知らない)台本がありつつコメントに沿ってアドリブするバーチャルアイドル配信はハイリスクなんだろうか。A.B.C-Zもなんだかんだ生放送のラジオしてるし、大丈夫かな。

でも情報局の映像やアイランドTVなんかを見ている限りでは、それほど天然とは感じられなかった。だから彼がリアルタイム配信したら素の一面が見られるかもって期待も少しある。

期待といえば、MADEに期待というか信頼をおいているのは何よりサービス精神です。ジャニーズWebの連載「MADEにおまかせ」、4人が毎週交代で載せてるんだけど、全員1回に更新する文が長い。スクロールが終わらない。

どのメンバーもコンスタントに情報量が多い。自撮りやメンバーとの写真もほぼ毎回ある。すごくない?バックを担当した先輩や他のジュニアとの会話やエピソードが多いので、より多くの人に喜んでほしいって気持ちがあるんだと思います。そしてちゃんとMADE内で仲がいいのも伝わってくる。

もちろん文章と配信は別だけど、彼らのおもてなし精神がリアルタイムの視聴者に向いたらきっと良い結果になるんじゃないかな、と思う。

まずは来月のイケメン・ヴァンパイア、舞台班の底力に期待しています…!

 

追記:ヴァンステの感想も書きました

バーチャルジャニーズはどこに向かうのか

ジャニーズを好きになって1年も経たないうちに、バーチャルジャニーズにものめり込んでいます。この世界の裏には設定を作り込んでいる大人たちがいて、そのシナリオが気になって仕方ない。

中の人にもVtuber等にも触れたこともなかったので、初回配信前にツイッターで公開されていた動画で見たときは不気味の谷っぽい…が第一印象だった。でも苺谷星空のビジュアルが二次元的に好みだから一度は見てみようか、という気持ちで2日めにSHOWROOMのアプリを落としました。終盤まで普通にわー楽しいんだなって聴いてた。ところで苺谷くんって聞くと大須賀めぐみ『Waltz』の苺原くんを思い出しませんか。

締めの直前、「このルームをお気に入り登録するとイラストレーターさんのデザインしたアバターを使えるようになります」って話をしていたとき。苺谷くんがイラスト担当のヤマコさんを「ハナコさん」と言い間違えて、そのあと「ごめんなさい〜!ハナコさんって学校の友達なの!」と話していたことに驚いた。身近な存在として同年代の女子が名前付きで登場することに。

 

 

 

男性向けならラブライブやレヴュースタァライト、女子向けなら刀剣乱舞やキングオブプリズムのように(キンプリはプリティーリズム派生だから厳密には違うけど)二次元の同性だけで完結した世界に慣れすぎていた。恋愛系じゃないアイドルもの、かつジャニーズの名を冠するコンテンツで女性の存在が言及されるとは、という気持ち。家族や兄弟の話題は出るかな〜と漠然と思っていたんだけど。三次元の10代のアイドルも、男女問わず学校での話題は全くと言っていいほど出さない印象です。あっても先日高校を卒業しました!とか?

ビジュアルをデザインしたヤマコさんは飛鳥と星空の母親とも言える立ち位置で(「ヤマコさん俺のこと好きなんちゃうんかな〜」って発言もあったけど)アバターの女子制服はいわゆるIF設定的な、配信の視聴者イコール同級生であることの象徴と捉えていた。あの画面下のアイコンの集合体にはいつまでも慣れない。

ハナコさんの登場については名前を呼び間違えたことへのちょっとした言い訳なのかな、と思っていました。軽々しく女性の名前を出して前田くん(えらい大人の人)に怒られないか心配になっていたくらい。というか芸能関係者でもないクラスメイトの名前を全国配信でばらしてはいけない。

次の日の配信にもばっちり登場しました、ハナコさん。今日日ハナコって名前の10代女性はいるのかな、と思わなくはないけど(居たらごめんなさい)よくありそうな名前は逆にだめなのか、視聴者層内と被るような名前だったらいろいろ大変そうだ。内容はハナコさんが黒板に日直の名前を書いたんだけど漢字を「苺野」って間違えられてて〜、という些細なことだったんだけど、その後が本番だった。

学校で飛鳥が女子に告白されてて、それ見ちゃって、そしたら目が合って、ってやつ。このコンテンツはどういうことなんだ。アイドルを目指している高校生が易々と告白されていていいとは思えない。桜丘高校は芸能系じゃない一般高校?最終的に飛鳥と星空のエピソードとして閉じているからセーフなのか。それはそれで告白した女の子は振られたのを全国配信で公開された上にボーイズの絆の出汁にまでされてかわいそうな気がする、いや実在してないから落ち着いて、と混乱していた。

その日の動揺ツイート。今日に至るまで完全に手のひらの上です。

 

バレンタインもチョコを貰った(貰えなかった)話をしていたし。このあたりから「高校でも王子様ポジションのモテる飛鳥(と実はモテている星空)」って演出というかキャラ付けの一貫なんだな〜とあんまり気にならないようになっていたんだけど、次の衝撃がきた。

わりと飛び飛びに聞いているので、話題の初出とツイートの日時が合っていないけど。アイドル志望の高校生が普通の接客アルバイトをしていていいのか。バイトしながら下積み、というのは芸人やバンドマンや舞台役者、あるいは地下アイドルのようなアンダーグラウンド寄りの人々の専売特許なイメージがある。

知らないだけでジャニーズJr.の面々も意外とバイトで生計立ててるのかも、って軽く検索してみたけどそういうわけでもなさそうだった。検索といえば、これを書くにあたって中の人のプロフィールを調べたら意外と設定との年齢差があってびっくりしました。今後ちょっと見る目が変わりそう。特に飛鳥。

バイト先の上司「ゆう兄」と「ヒゲさん」やお客さんとのエピソード、そもそもバイトをしているという設定そのものが舞台装置の一種なんだろうか。配信にいなかったり時間に遅れる口実(先日のサプライズの伏線とか)にも使われていたし。あるいはハナコさんや学校の女子に触れるのは得策ではないって判断の上で年上男性との絡みに切り替えた?実験段階としていろんな話題出して反応見ててもおかしくないよね。「名前呼んで!」のコメントが飛ぶのを見ている限りでも、身近な同年代の女性について言及するのはマイナスの気がする。(「名前呼んで!」に「なまえー!」と返したエピソード、完全に夢小説の置き換えタグだから好き)

あと「レッスン」についてもよくわからない。リアルなレッスン話をしちゃうと、中の人の日常に寄っちゃってバーチャル感が薄れるからNGなのかもしれない。配信そのものがアイドルとしてのスキルを磨くレッスンってことなんだろうか。それこそ今日(2019年3月8日)前田くんが星空に「遊びすぎ、レッスンもちゃんとして」って言う場面があったけど。カラオケで歌の練習するとき俺はつい普通に楽しく歌っちゃって飛鳥に睨まれる〜って話はあったな。どういうレッスンをしている設定なんだろう。

ミッションの「お笑い」と「声真似」については配信内だけ、だと思う。声真似といえばキャラ名が普通に出てきてびっくりした。スポンサーなしで固有名詞への言及は基本NGと思っていたので。まあキャラクター以外に何の真似を想定していたんだって話だけど(いちばん無難なのは動物の鳴き真似で、次点は「歴史の田中先生の口癖の真似〜!」みたいな内輪ネタと学生あるあるの境目?あとジャニーズモノマネが十八番のA.B.C-Z河合郁人が本命担当なので、先輩アイドルを真似する可能性もちょっと考えた)。ドン・キホーテの店内放送の歌も歌っちゃうし、スポンサーやタイアップをつけていなければキャラ名を出したり自由にやっていい可能性もある。今度エルモの声真似をリクエストしようかな。「エルモだよ〜!」

 

つまりアイドル売りなのか男子高校生の日常を押し出してるのか未だによくわからない。改めてジャニーズ事務所の枠にあるコンテンツへの思い込みの強さを痛感しました。それかアイドルに夢を見過ぎていたのかもしれない。現役高校生がマネージャーについてて、彼の名義で発信している時点で設定だけでも二次元として割り切るべきなんだけど。海堂飛鳥と苺谷星空は「ジャニーズジュニア」と明言されたことが一度もない「アイドルを目指す高校生」なので。

長期的にも短期的にも向かう先がわからないから、ストーリーの展開が気になってほとんど毎回再生してます。そういう意味で突拍子もない発言の多い、話を進めるパワーのある苺ちゃんパートが好き。どこまで自覚的なんだろう。ジャニーズであってジャニーズじゃない、バーチャルジャニーズあすかなと前田くんの明日はどっちだ!おやすみんみんぜみ〜!

 

3月9日追記:ダンスレッスンさんと発声練習さん登場しましたね〜。世界のモーリー先生!モデルの方とかいるのかなって検索したけどモーリーファンタジー(イオンの子供向けコーナー)しか出てこなかった。笑

 

 

コイベビを思い出したこと(音と匂いについて)

日常でふとコイベビのことを思い出した話。以前アンケートを取って「日常生活でコイベビを思い出すときはいつですか」って質問をしたんだけど、そのどれとも被ってなかった。もしかしたら思ったことがあっても書きにくい内容かもしれない。

少し前にとある人と話していたとき「あんた汚いのよ、臭いのよ!あたしこんな臭いやつ初めて会ったわ」が衝動的に浮かんできた。もうその人は身近にいないので、勝手に時効とします。この台詞が課題なら再々演のアネモネのオーディション出られるかもしれない、と思ったくらい。河合キクとの身長差も結構あります(小声)

その人が本当に臭かったというよりは、ちょっと柔軟剤?洗剤?の匂いが独特なくらいだったんだけど。最初は何も思っていなかったのに、1ヶ月近く別の人の名前で呼び間違えられたり(間違えられてた人と似てるわけでもなかった)こちらが丁寧語で通していても一方的に口調を崩して話しかけられたりしたことが積もって苦手になってしまった。そうすると当初は気にならなかった相手の清潔感のなさが強調されて、身綺麗にしている象徴のはずの柔軟剤の香りまで嫌になってしまったような。それがしばらく前のこと。

今日たまたまその人の作った資料を見ていたら、すごくリアルにその柔軟剤の匂いがした。電子ファイルだから物理的に残っているわけじゃないのに。その感覚が、ハシが催眠術をきっかけに「あの音」を思い出したのに似ているかな、と思った。コインロッカー・ベイビーズでは音がテーマだったけど、匂いも五感の中で結構な割合を占めているんだろうな。いやそんなことで実感したくなかった。最初にアネモネの台詞が浮かんだときも、舞台上で秋山大河と山下リオの演技に圧倒された場面もこうして生活に汚されていくんだ、ってちょっと落ち込みました。

よみがえる感覚って本当にあるんだな、と追体験できた貴重な経験でしたという結論にしておきます。ダチュラ!!!!